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2020年10月28日
1 広島が森浦大輔投手を指名
 新宮市出身  (プロ野球ドラフト会議 )

 新宮市出身で天理大学4年の森浦大輔投手(22)が26日に開かれたプロ野球ドラフト会議で、広島東洋カープから2位指名を受けた。

 最速148㌔のストレートとスライダー、チェンジアップ、カーブを武器に空振りを奪う左腕。ドラフト会議をテレビで見ていたという父の孝二さん(52)は「プロに行ってほしかったのでうれしい。テレビに2位と出た途端、友達と一緒に泣いた。プロでは、けがをせずに好きな野球を長く続けてほしい」と語った。

 母の由紀さん(48)は「ドラフト後すぐに電話し、『おめでとう』と伝えた。本人は指名を受けて安心した様子でした。皆さんのおかげで、一番の目標がかないました」と喜んだ。

 森浦投手は、丹鶴幼稚園の年長児から「新宮パワーウエーブ」で野球を始めた。当時の監督・太田尋文さんは「小学3年生からピッチャーを始め、5年生で球速100㌔ほどあった。体は大きくなかったが投手としてずば抜けていた。4年生の頃、1試合で21奪三振を取ったこともあった。6年生でキャプテンを務め、素晴らしいチームだった」と振り返った。

 緑丘中学校では野球部に所属。3年生の時に和歌山県大会で優勝し、近畿大会に出場した。

 名門・天理高校に進み1年の夏からベンチ入り。2年で「春の選抜」に出場し、甲子園のマウンドに立った。甲子園には春夏の連続出場を果たした。

 天理大では1年の春からリーグ戦に出場し、5戦3勝、防御率0・92でMVPを獲得。秋には最多の5勝をマークし、MVPと最優秀投手を受賞した。

(2020年10月28日付紙面より)

天理大で活躍し広島から2位指名を受ける(森浦大輔投手の家族提供)
森浦大輔投手(同提供)
2020年10月28日
2 ニュータウン熟年クラブを選定
 シニアボランティア助成  (大同生命厚生事業団 )

 公益財団法人大同生命厚生事業団が実施する2020年度のシニアボランティア活動や地域保健福祉研究などの助成を行う受贈者が決まった。シニアボランティア活動部門では那智勝浦町宇久井のニュータウン熟年クラブが選考された。

 同財団は大同生命保険株式会社が生命保険事業の社会性に鑑み、公共の福祉の増進に役に立ちたいとの願いから1974年に設立された。

 社会福祉、公衆衛生の分野に事業を展開しており、研究やボランティア活動などの助成、健康小冊子の発行などを通して、国民の健康の保持と福祉の増進に寄与することを目的に各事業を実施している。

 今回、シニア部門では123件の応募があり、和歌山県で五つの団体が選考された。

 応募の際の活動テーマを「みんなで楽しく脳トレ活動」と定め、受贈を受けた同クラブの峰武久会長は「助成で購入した大型液晶テレビなどを活用し脳の活性化につながっている。会員一同喜んでいます」。

 「脳トレ活動以外にもこれまでの会員たちの活動記録の画像や動画をテレビに映し出して再確認し、仲間意識や絆を深めていきたいです」と語った。

 なお、本紙エリア内では串本町で活動するかんりん文庫(梅崎百合子代表)も受贈した。

(2020年10月28日付紙面より)

助成で購入したテレビを活用するニュータウン熟年クラブの皆さん
2020年10月28日
3 自治体枠で学びの場創出
 若手教員育成プログラム  (串本町教育委員会 )

 串本町教育委員会が主催する本年度若手教員育成に係る研修プログラム(若プロ)のチーム研修(カンファレンス)が23日に役場古座分庁舎であり、対象の教員ら16人が参加して直面する課題や悩みについて教頭らから助言を得る機会を持った。

 このプログラムは、町教委の津田和昭指導主事と元校長の坂本善光指導主事が両輪で運営。近年の県教委の教員人事は定年退職と新規採用が活発で、町立学校では経験10年未満の若手教員が全体の46%を占める状況となっている。他方で少子化に伴う学校規模の縮小も進み、具体的には学年の単学級化や複式学級化、中学校にあっては教科担当が自分1人しかいない状況で同学年担当との学級経営、同教科教員との学習指導を相談する機会が持てないという難しさも生じている。

 さらに学校運営の中核を担う中堅教員の層が薄い(経験10~19年で18%、同20~29年で16%)という状況も。以前ほど若手教員が現場での学びを詰めないまま数年後に学校運営の中核を担う中堅教員へ差し掛かっていく状況は好ましくない、と直感した坂本指導主事が前年度からこの課題に関わり始め、学校単体で難しいなら町教委が自治体枠で学びの場を創出してはと考えが至り本年度から実践を始めたという。

 先行事例が見当たらず、一から組み上げる形での着手。経験4年目(本年度は10人)と同2年目(同8人)の教員を対象とし同3年目(同2人)と講師の希望参加も受け入れつつ、コロナ禍の情勢に伴い年度序盤から出足をくじかれる状況となったが8月から月例で全体研修やチーム研修を重ねている。

 チーム研修は本年度初、また若プロ初の実施。助言者として同町教頭会が協力し、坂本さんは「この機会に若手教員は抱えている悩みを打ち明け、教頭は経験に基づく知見や若手教員への期待を伝えてほしい」と呼び掛けて取り組みを促した。

 序盤から中盤は若手教員と教頭で学校が異なる8組に分かれ、若手教員が抱えている課題や悩みを打ち明けて話し合い。終盤でその内容を発表し合って全体共有した。

 8、9月は授業の組み立て方をテーマにして全体研修を実施。11、12月に同研修を重ね、来年1月に2回目のチーム研修、2月に最終の全体研修を開いて取り組んだ事柄の振り返りを行う流れで若手教員の育ちを補い、町立学校の運営の保持と向上、活発化を図ることを目指すという。

(2020年10月28日付紙面より)

抱える課題や悩みについて教頭らから助言を得る若手教員ら=23日、串本町役場古座分庁舎
2020年10月28日
4 防災備蓄倉庫の完成祝う
 鵜殿3組自主防災会  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の鵜殿3組自主防災会(森倉賢一郎組長)は25日、同地区津波一時避難場所近くの高台に建設した防災備蓄倉庫の完成式を開いた。地区住民、来賓の西田健町長ら約40人が集い、1年4カ月かけて整備した住民手作りの施設の完成を祝った。

 「大災害時の死者ゼロ」を目指し、2年前に計画。海抜約30㍍にある町有地を借り、森林環境税の助成を受け、紀宝町森林環境税事業を活用した。

 倉庫の建築面積は87・55平方㍍(26・48坪)。自主防災会約330世帯の住民が避難生活に必要な物資をまとめた衣装ケースを保管する。収納スペースのほか、土間、仮設トイレ2基、物置を整備した。

 完成式で森倉組長は、建設に至る経緯、伐採や草刈り、住民が協力して取り組んだ建築作業などを説明し「11月末までに完成させたいと思っていたが、皆さんの協力で8月28日に完成した。ご協力に感謝します」と述べた。

 西田町長は「素晴らしい施設ができた。地域の安全安心が確保できると思う。皆さんと一緒に住みよい町をつくっていきたい」と祝った。

 この後、森倉組長が施設内を案内し、住民が設備などを確認した。今後、11月下旬から12月中旬にかけて衣装ケースを収納するという。

(2020年10月28日付紙面より)

住民らが完成した防災備蓄倉庫を見学=25日、紀宝町鵜殿
森倉賢一郎組長が収納スペースなどを説明
2020年10月28日
5 地域住民の安心安全を  三輪崎区が土のう作り  (新宮市 )
2020年10月28日
6 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部10月例会  
2020年10月28日
7 抜群のチームワークで競う  高田連合運動会開催  (新宮市 )
2020年10月28日
8 「伝えたい気持ちが大切」  城南中学校で手話教室  (新宮市 )
2020年10月28日
9 日本酒をもっと愉しもう  「SAKE事情」やペアリング学ぶ  (新宮市「くいしんぼう」 )
2020年10月28日
10 延期希望に応え3回目実施  体験アートWS「光とあそぶ」  (WACSS )
2020年10月28日
11 10人が方法教わって挑戦  潮岬で石積みコンテスト  (南紀熊野ジオパーク )
2020年10月28日
12 本州最南端見守り60周年 還暦迎えた潮岬観光タワー (串本町)
2020年10月28日
13 木本は2回戦で敗れる  高校サッカー三重大会  
2020年10月28日
14 木本、準決勝で敗退  高校ラグビー三重大会  
2020年10月28日
15 中小企業などへの軽減措置  新型コロナによる収入減に対応  (紀宝町 )
2020年10月28日
16 アサギマダラ優雅に  御浜町阪本  
2020年10月28日
17 ハロウィーンの遊び楽しむ  さくらんぼ&子育て支援セ  (紀宝町 )
2020年10月28日
18 6競技で熱戦繰り広げる 熊野市南郡中学校新人大会 
2020年10月28日
19 修学旅行で思い出づくり  熊野川温泉さつきで箸作り体験  (新宮市 )
2020年10月28日
20 お悔やみ情報
  
2020年10月17日
21 厳かに神馬渡御式 熊野速玉大社例大祭「新宮の速玉祭」 

 国の重要無形民俗文化財(重文)の指定を受ける熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」の神馬渡御式(しんめとぎょしき)が、15日午後から営まれた。主神の熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)の御神霊を上野宮司が懐に抱き、弓、剣などの神宝を手にした神職が神社関係者らと共に阿須賀神社へと向かった。

 例年なら多くの参拝者が列をなし、まちなかを練り歩く神馬渡御式。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、参列者を例年の5分の1程度とし、順路を短縮して斎行した。

 阿須賀神社での神事後、御神霊を神馬に奉安して熊野速玉大社へと還御。本殿に奉安して神事を行った後、再び御神霊を神馬へと遷(うつ)し、熊野川河原の乙基(おとも)の御旅所(おたびしょ)へと渡御した。御旅所では、「杉ノ仮宮」に御神霊が遷されると、神子が「鈴剣の舞」を舞って御神霊を鎮めた。

 その後、熊野権現が新宮鎮座に向かう途中に大島地区の権現島で休憩を取ったという伝承に基づき、串本町大島地区の代表と水門(みなと)神社総代により献上された権現島周辺で捕れたタイとススキの穂、「オミタマ」という特別な神饌(しんせん)などが供えられ、赤々と燃え盛るたいまつの明かりを受けて、上野宮司が神恩感謝、皇室、国家の安泰と世界平和への祈りをささげた。

 今年の神子は、神倉小学校4年の石原凜さんと前川真由さんの2人が務めた。

(2020年10月17日付紙面より)

御神霊を乗せ御旅所へと向かう神馬=15日、新宮市の熊野速玉大社
御旅所で祝詞を奏上する上野顯宮司
2020年10月17日
22 勝小敷地内の高台造成
 近隣住民に説明会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は14日夜、同町勝浦のコミュニティ消防センターで町立勝浦小学校敷地内の高台造成に関する説明会を開いた。勝浦4区の住民を対象に工事概要の詳細などを説明した。工事は同校正門側の門柱から校舎やグラウンドへ続く坂道(通称・登校坂)までの区間に約8300立方㍍の土を入れ、2㍍かさ上げするもので、工期は来年の夏休み期間中の約40日を予定。なお、予算は現段階で6500万~7000万円ほどを見込んでおり、12月定例会に上程される。

  □     □

■高台造成工事の概要



 説明会には同町総務課防災対策室の寺本斉弘室長や建設課の井道則也副課長ら3人が出席した。

 建設課によると、同町の那智漁港内の町有地に保管している2011年9月に発生した紀伊半島大水害時に出た土と駿田山に建設中の消防・防災センターの工事でできる残土をかさ上げに使用するという。同センター分の残土は同町勝浦の元・栽培漁業センター跡地に一時的に保管される。

 造成後は避難した住民などが有効に使用できる4000平方㍍の平地となる。その後、アスファルト舗装が施されるが、舗装区間は門柱から登校坂までの延長約130㍍、幅約6㍍となり、工期などは現在未定とした。

 また、工事を実施する上で、現存の両側溝は使用できなくなるため新たに側溝を新設する。敷地内のプールは工事後、造成された道ののり面付近に位置しているため、雨水流入の可能性もあることから側溝などの設置も検討しているという。

 寺本室長は「かさ上げすることで発生が懸念される南海トラフ巨大地震による津波から避難する際に3分ほどの時間が短縮される」と話した。

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■残土搬入のための工事



 残土搬入時には正門側周辺の道路の幅員が狭いなどの理由から校舎のある大勝浦側からの搬入になると説明。大型車両がグラウンドへ円滑に通行できるように盛土と舗装を行い、搬入経路を確保するとした。

 高台造成前のこの準備工事は来年1月から3月までを予定。この工事により、有事の際は自衛隊などの大型車両の乗り入れも可能になると解説した。

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■町民からは



 町民からは「敷地内の滑り台はどうなるのか」「夜間は薄暗いので街灯を設置しては」「現在でも溝に土がたまることがある。盛土をするともっとたまる土が増えるのでは」「工事する敷地内は通園くじらに子どもを迎えに来る親御さんもいるが工事期間中は車は止められないのか」などと質問が上がった。

 町職員は「滑り台は近隣の公園に移設する」「街灯は設置する予定」「工事期間中には溝掃除もさせていただく」「期間中は駐車できない」と回答。

 井道副課長は、今後も関連する地区で同様の説明会を開くとし「隣接する通園くじらさんのお昼寝時間の間は作業員の休憩時間に充てさせていただく。皆さまのご協力や理解がないと工事を進めることはできない。お気付きの点があればなんでも言ってください」と締めくくった。

(2020年10月17日付紙面より)

説明会の様子=14日、那智勝浦町のコミュニティ消防センター
造成工事が行われる予定の町立勝浦小学校敷地内
2020年10月17日
23 町職員対象に見方を解説
 体成分分析の結果説明会  (串本町 )

 串本町地域保健福祉センターで14日、町職員を対象にした体成分分析装置による計測結果の説明会があり、保健師など専門職と計測済みの一般職計14人が健康指導のプロから結果の受け止め方を教わるなどした。

 この装置は国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、地域での運動機会が減少する中での自身の健康状態を把握し、家庭での運動機会を増やす足掛かりとして導入。以降、本運用を始めるまでの試行として町職員に自身の健康状態把握を兼ねて計測の協力を呼び掛け、同日現在で約40人が計測結果を得た状況にある。

 この説明会は、同装置を主に運用する専門職が結果に基づく健康指導をするに当たっての要領を得る研修として計画。この機に一般職にも結果を振り返りセルフメディケーションの意識をいっそう高めてもらおうと考え、それぞれに参加を呼び掛けたという。

 この日は地域包括支援センターが展開する介護予防教室「ころころ教室」の講師を務める理学療法士・原井祐弥さんに模範指導を依頼。原井さんは結果表に示されたさまざまな項目を注目すべき順で一通り取り上げ、プロの目で見た数値の捉え方と数値相応に必要となる指導例を解説した。

 一般職に参加を呼び掛けた理由の第一義はセルフメディケーション意識の向上だが、他方では計測経験をしっかりと託して同装置の実感を高め、町職員として日々接している町民に推奨してくれたり計測を手伝ってくれたりする仲間を一般職の中に増やして町民により広く計測の裾野を広げられたら、という思いもあるそう。

 勤務時間中の実施で結果を得ている一般職全員が参加とはならなかったが、専門職が指導の要領を習得しているので未参加の一般職については今後、専門職が指導の練習を兼ねて説明対応をしていくという。

(2020年10月17日付紙面より)

プロの目で体成分分析の捉え方を解説する原井祐弥さん=14日、串本町地域保健福祉センター
2020年10月17日
24 平安時代の参詣を追体験
 熊野川小・中が川舟下り  (新宮市 )

 新宮市立熊野川小学校(山本佳人校長)の5、6年生8人と熊野川中学校(吉田元紀校長)の3年生6人は15日、川の参詣道として世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている「熊野川」の川舟下りを体験し、初めて見る川からの風景を楽しんだ。

 本年度初の取り組みで、児童・生徒に地域の良さ、熊野川の素晴らしさを学んでもらうことが目的。多くの船頭が所属する地域住民組織「チームくまのがわ」や熊野川行政局など地域全体が学習を支援している。

 川の参詣道は皇族や貴族たちが熊野本宮大社へ参拝した後、熊野速玉大社へ向かうために利用した道。川舟事業は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録されたことをきっかけに、翌年9月から開始された。

 道の駅「瀞峡街道熊野川」近くの河原から出発した児童・生徒は、巨岩・奇岩や滝、御船島など見て、平安時代の参詣を追体験。語り部の案内を聞きながら熊野川河口の権現河原までの16㌔を旅した。

 峯園なのかさん(中3)は「貴重な体験ができた。滝や岩の名前など、知らないことがたくさんあった」。中本陽晴君(小5)は「岩や木から生命力を感じた。家族にも今日の川舟下りのことを紹介したい」と話していた。

(2020年10月17日付紙面より)

道の駅「瀞峡街道熊野川」近くの河原から出発=15日、新宮市熊野川町
2020年10月17日
25 1位に宇井ますみさんの「夕陽に魅せられて」  熊野ネイチャーフォトクラブ10月例会  
2020年10月17日
26 接種費用の一部を助成  インフルエンザワクチン  (新宮市 )
2020年10月17日
27 台風一過の晴天の下  新宮市・那智勝浦町で運動会  
2020年10月17日
28 マルバアメリカアサガオ  美しい花を咲かせる  (新宮市 )
2020年10月17日
29 クルーズ船、1年ぶりに入港予定  11月に飛鳥Ⅱ、12月ににっぽん丸  (新宮港 )
2020年10月17日
30 町内への宿泊者に商品券  四つの宿泊施設が対象  (紀宝町 )
2020年10月17日
31 ロボットに動きを指令  2年生のプログラミング授業  (井田小 )
2020年10月17日
32 特殊詐欺被害をなくそう  御浜町内のコンビニで防止訓練  (紀宝警察署 )
2020年10月17日
33 晩秋誘うように花咲き進む  キイジョウロウホトトギス  (古座川町 )
2020年10月17日
34 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第22回】嫌いなものを食卓に  

 皆さんは、子どもが嫌いなものを食卓に出しますか? 私が、周りのお母さんからよく耳にするのは、「主人も子どもも食べないから〇〇は買わない」というお話です。確かに、自分しか食べない食材を料理するのは合理的ではないですし、無駄な出費にも思えますよね。ただ、私はあえて1品だけでも、子どもが嫌いなものを出していただきたいと思っています。無理に食べさせるということか!?と思われそうですが、決してそうではありません。食べられないならそれでもいいんです。ただ、おいしそうにその1品を食べる姿を、お子さんに見せてあげてほしいんです。

 私は幼い頃、セロリが嫌いでした。でも、私以外の家族は目の前でポリポリと、セロリスティックに塩をつけて、「おいしい」と食べていたんです。子どもの頃は「信じられない」と思いながら見ていましたが、ある程度の年齢になると、「ほんとだ!こんなにおいしかったんだ!」と気付いたのです。それからはセロリが大好きになりました。嫌いな食べ物も触れる機会が多いものや、身近なものは克服しやすいといわれています。だから、嫌いなものをあえて、食卓に出して、「味見だけしてみたら?」とか「一口だけ食べてみたら?」「すごくおいしいよ」と声を掛けてみてください。それでも食べなければ「おいしい!」と言いながら食べる様子を見せてあげてください。「おいしそうに食べていたな~」という記憶が、「もしかしたら、おいしいかもしれない」「私にも食べられるかもしれない」という気持ちにつながるかもしれません。

 味覚の研究論文にこんな記述があります。「口腔(こうくう)や咽頭で味を感じる味蕾(みらい)の数の増加のピークは学童期までで、その後は減少するといわれている。したがって幼児期から学童期にかけて、多くの種類の食材や料理を味わう経験を積み重ねることで味覚は発達する。また、好き嫌いは食経験による慣れ親しみが影響するため、幼児期や学童期に、日々の食卓で親兄弟や祖父母と一緒に食事をすることで、新奇な食物への警戒心が和らぎ、子供たちはいろいろな食材を口にするようになると報告されている」(大阪府立大学「だしの嗜好と子供の頃および現在の食習慣との関係」、2010年)。つまり、子どもが嫌うような食材を食卓に出すことは、好き嫌いの克服につながる可能性があるということですよね。味は嫌いでも、親しみのある食材にすることで、成長してから食べるハードルが下がるというわけです。

 「嫌いだ」と言ってから一度も食卓に上がらず、食べる機会がなかった食材より、食卓に上がっていた食材の方が、もう一度試してみようと思えるのは、なんとなく想像がつきますよね。そして、私も食卓にあった「なます」や「白あえ」など、子どもの時はほとんど手をつけなかった小鉢を、今はせっせと作っています。嫌がっている娘もきっと、作るようになってくれると信じています。

(2020年10月17日付紙面より)

2020年10月07日
35 広瀬香美さんがオンライン宿泊
 「わかやまLIFE CAFE」盛況  (那智勝浦町 )

 和歌山県が主催し、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが共催するオンラインイベント「わかやまLIFE CAFE」が3日、インターネット上で開催され、那智勝浦町出身で歌手・音楽家の広瀬香美さんがゲスト出演した。広瀬さんは同町築地の「WhyKumano Hostel & Cafe Bar」(以下、ワイクマノ)にオンライン宿泊し、オーナーの後呂孝哉さんや堀順一郎町長らと同町の魅力について語り合った。

  □     □

■「わかやまLIFE CAFE」とは



 和歌山県によると、県の魅力などをPRすることで、首都圏からの移住・定住の促進が目的。これまでは実際に人が集まって実施されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催にも取り組んでいる。

 催しでは「かなえよう。」をキーワードに、食、子育て、働き方、住まい、夢というテーマで取り組み、同県だからできる「WORK&LIFE」を発信している。

 参加者は事前に申し込み、インターネット上で会議などが行える「Zoom(ズーム)」を用いて視聴する。希望者には同県の移住アドバイザーが相談に応じる。

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■那智勝浦町の魅力発信



 当日は世界初となるオンライン上での疑似的な宿泊体験を開始したワイクマノで催しが実施され、全国の約130人が視聴し、盛況となった。

 同町で生まれ、父の転勤のため、生後半年ほどで引っ越したという広瀬さん。後呂さんらが歓迎し、施設やオンライン宿泊について説明した。広瀬さんは両親から聞いた同町在住時のエピソードを披露し、町の良さや暮らしについて質問した。

 参加した同町地域おこし協力隊の谷口真実さんや堀町長、町観光企画課の赤岡誠さん、県企画部地域振興局の三木啓生さんが「世界遺産」「生マグロ」「山や川、海が身近にある」「何もない日常がぜいたく」など同町の良さを解説した。

 広瀬さんは「那智勝浦町の観光大使になって、町のPRに貢献したい。ぜひ、そちらで歌を歌いたい。勝浦へ戻れる日を楽しみにしています」と語り、「ロマンスの神様」など、ヒット曲を熱唱した。

 終始、イベントの進行を務めた後呂さんは「移住はハードルが高い。まずは気軽にこの町やワイクマノに遊びに来ていただければ。地域を知ることがスムーズな移住につながると思う」。

 堀町長は「町では人口減少が進んでいる。県とも協力して、しっかりと魅力を発信し、IターンやUターンのきっかけをつくっていきたい」と語った。

(2020年10月7日付紙面より)

「わかやまLIFE CAFE」が開催された=3日、那智勝浦町のWhyKumano Hostel & Cafe Bar
2020年10月07日
36 サイクリング挑戦企画開始
 2月末までの5カ月間実施  (古座川町観光協会 )

 古座川町観光協会(須川陽介会長)が1日、「古座川ジオサイトサイクリングスタンプラリー」を開始した。期間は来年2月28日(日)までの5カ月間。スタンプ台紙は道の駅虫喰岩、同一枚岩、南紀月の瀬温泉ぼたん荘で配布していて、同協会は期間中の挑戦を呼び掛けている。

 南紀熊野ジオパーク推進協議会と古座川町が後援する、同協議会の地域力活性化に対する支援を受けた景品付きの挑戦企画。町内の主要地質資源と結びついている道の駅虫喰岩、同瀧之拝太郎、同一枚岩をサイクリングで巡り、備え付けの道の駅スタンプかジオサイトスタンプを台紙に集めて同虫喰岩へ持ち込むと、台紙についている応募フォームで抽選に申し込める仕組みとなっている。

 挑戦できるのは、自車で町内を巡るサイクリストと同協会のクロスバイクレンタル利用者。台紙に3カ所のスタンプがそろっていることが応募時の条件で、1カ所に2種類のスタンプがある場合は好きな方を押印してよいという。応募フォーム切り抜き後の台紙はチャレンジの記念として進呈。期間終了日が応募締め切り日になっていて、以降速やかに抽選をして当選者を決める。抽選結果は景品の発送をもって発表に代えるとしている。

 景品の内訳は▽KINAN Cycling Teamサイン入りオリジナルグッズ(2人分)▽南紀月の瀬温泉ぼたん荘ペア宿泊券(1組分)▽古座川町特産品詰め合わせ(10人分)▽古座川オリジナルドリンクボトル(50人分)。

 台紙はA4カラー四つ折りのリーフレット仕立てで、作成数は400部。押印欄や応募フォーム・応募要領のほか、3カ所のジオサイトと道の駅の解説やルートマップ、問い合わせ先も情報として盛り込んでいる。

 同協会が提供するバイクレンタルはクロスとマウンテンの2種類があり、いずれもスポーツ仕様の本格派。前日までの事前予約制で、料金体系は4時間3000円、日帰り4000円、1泊2日6000円だが、同ラリー期間中は一律1000円割引で貸し出す。本格的な自転車を試乗してみたい人向けの事前指導にも対応していて、付加価値がある同ラリー期間中にぜひ利用していただければという。

 バイクレンタルの事前予約や問い合わせは同協会(電話0735・70・1275)まで。

(2020年10月7日付紙面より)

古座川ジオサイトサイクリングスタンプラリーの台紙など=2日、道の駅虫喰岩
2020年10月07日
37 来年の干支「丑」の布押絵
 ふれあいいきいきサロン牡丹  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の「ふれあいいきいきサロン牡丹(ぼたん)」(高見清子代表)は3日、ふるさと歴史館で今月のサロン活動を開催。女性16人が、来年の干支(えと)「丑(うし)」の布押絵を作った。

 サロンは5月まで休止していたが、検温、手指消毒、マスク着用など新型コロナ感染防止対策を講じた上で6月から毎月1回開催している。再開後は手芸を中心に開き、これまでミニ財布やうちわ型コースターなどを作ってきた。

 今回は布押絵セットで手芸を楽しんだ。参加者は手順に沿って型紙を布に貼り、丑や梅などの各パーツを組み合わせて短冊に飾った。作業しながら「来年飾れるね」などと会話も弾んでいた。

 押絵は羽子板などに代表される日本の伝統的な手芸で、綿を入れた和紙や布を貼り重ねることで立体的な絵柄が出来上がる。高見代表は「毎年10月は干支の飾りを作って、町の文化展に出品していた。今年の文化展は中止になったので、来年は開催してほしい」と話していた。

(2020年10月7日付紙面より)

布押絵作りに励む参加者=3日、紀宝町鵜殿のふるさと歴史館
干支の「丑」を題材にした布押絵作品
2020年10月07日
38 仲間に感謝し励みに
 松下さんの感想文が機関誌に掲載  (手をつなぐ育成会 )

 全国手をつなぐ育成会連合会が知的な障害のある当事者(本人・家族)に関しての教育や福祉、労働の諸施策などの記事を中心に全国へ向けて発行している機関誌「手をつなぐ」の9月号に、松下佑太さん(30)=新宮市=の感想文が選ばれ掲載された。

 同連合会は知的障害者の権利擁護と政策提言を行うため、全国の団体がそれぞれの役割を担う有機的なつながりを持つ連合体として活動していくことを目的に発足。松下さんは当地方で活動している新宮・東牟婁手をつなぐ育成会(博多保子会長)の「みらいの会」の会長として障害のある青少年の余暇の創造や関係団体との連絡提携、イベントの企画など、地域社会の啓発を実施している。

 感想文の題名は「みんなのミニオリンピック」。昨年11月に開催した運動会への思いがつづられている。松下さんは活動する関係者に感謝の気持ちを述べ「仲間たちで話し合い『どうすれば、より活動を知ってもらえるのか』を考えながら書きました。全国の中から選んでもらい掲載していただけることはめったにない機会。光栄であり、励みにもなっています。今後は新型コロナウイルスの感染症対策を取りながら新しいことにも挑戦し、一般の方にも周知していければ」と喜びを語っていた。

 新宮・東牟婁手をつなぐ育成会では現在、活動に携わる会員を募集している。応相談。「興味のある方はお気軽に問い合わせください」と呼び掛けている。問い合わせは博多会長(電話090・7021・9079)まで。

(2020年10月7日付紙面より)

感想文の掲載に笑顔を見せる松下佑太さん=5日、新宮市下田のわかば園作業所
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42 共に地域社会に貢献を  株式会社キナンが内定式  
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43 熊野地域で観光事業活性化  ロカルわかやまを活用  (新宮・東牟婁など )
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