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2020年10月28日
1 広島が森浦大輔投手を指名
 新宮市出身  (プロ野球ドラフト会議 )

 新宮市出身で天理大学4年の森浦大輔投手(22)が26日に開かれたプロ野球ドラフト会議で、広島東洋カープから2位指名を受けた。

 最速148㌔のストレートとスライダー、チェンジアップ、カーブを武器に空振りを奪う左腕。ドラフト会議をテレビで見ていたという父の孝二さん(52)は「プロに行ってほしかったのでうれしい。テレビに2位と出た途端、友達と一緒に泣いた。プロでは、けがをせずに好きな野球を長く続けてほしい」と語った。

 母の由紀さん(48)は「ドラフト後すぐに電話し、『おめでとう』と伝えた。本人は指名を受けて安心した様子でした。皆さんのおかげで、一番の目標がかないました」と喜んだ。

 森浦投手は、丹鶴幼稚園の年長児から「新宮パワーウエーブ」で野球を始めた。当時の監督・太田尋文さんは「小学3年生からピッチャーを始め、5年生で球速100㌔ほどあった。体は大きくなかったが投手としてずば抜けていた。4年生の頃、1試合で21奪三振を取ったこともあった。6年生でキャプテンを務め、素晴らしいチームだった」と振り返った。

 緑丘中学校では野球部に所属。3年生の時に和歌山県大会で優勝し、近畿大会に出場した。

 名門・天理高校に進み1年の夏からベンチ入り。2年で「春の選抜」に出場し、甲子園のマウンドに立った。甲子園には春夏の連続出場を果たした。

 天理大では1年の春からリーグ戦に出場し、5戦3勝、防御率0・92でMVPを獲得。秋には最多の5勝をマークし、MVPと最優秀投手を受賞した。

(2020年10月28日付紙面より)

天理大で活躍し広島から2位指名を受ける(森浦大輔投手の家族提供)
森浦大輔投手(同提供)
2020年10月28日
2 ニュータウン熟年クラブを選定
 シニアボランティア助成  (大同生命厚生事業団 )

 公益財団法人大同生命厚生事業団が実施する2020年度のシニアボランティア活動や地域保健福祉研究などの助成を行う受贈者が決まった。シニアボランティア活動部門では那智勝浦町宇久井のニュータウン熟年クラブが選考された。

 同財団は大同生命保険株式会社が生命保険事業の社会性に鑑み、公共の福祉の増進に役に立ちたいとの願いから1974年に設立された。

 社会福祉、公衆衛生の分野に事業を展開しており、研究やボランティア活動などの助成、健康小冊子の発行などを通して、国民の健康の保持と福祉の増進に寄与することを目的に各事業を実施している。

 今回、シニア部門では123件の応募があり、和歌山県で五つの団体が選考された。

 応募の際の活動テーマを「みんなで楽しく脳トレ活動」と定め、受贈を受けた同クラブの峰武久会長は「助成で購入した大型液晶テレビなどを活用し脳の活性化につながっている。会員一同喜んでいます」。

 「脳トレ活動以外にもこれまでの会員たちの活動記録の画像や動画をテレビに映し出して再確認し、仲間意識や絆を深めていきたいです」と語った。

 なお、本紙エリア内では串本町で活動するかんりん文庫(梅崎百合子代表)も受贈した。

(2020年10月28日付紙面より)

助成で購入したテレビを活用するニュータウン熟年クラブの皆さん
2020年10月28日
3 自治体枠で学びの場創出
 若手教員育成プログラム  (串本町教育委員会 )

 串本町教育委員会が主催する本年度若手教員育成に係る研修プログラム(若プロ)のチーム研修(カンファレンス)が23日に役場古座分庁舎であり、対象の教員ら16人が参加して直面する課題や悩みについて教頭らから助言を得る機会を持った。

 このプログラムは、町教委の津田和昭指導主事と元校長の坂本善光指導主事が両輪で運営。近年の県教委の教員人事は定年退職と新規採用が活発で、町立学校では経験10年未満の若手教員が全体の46%を占める状況となっている。他方で少子化に伴う学校規模の縮小も進み、具体的には学年の単学級化や複式学級化、中学校にあっては教科担当が自分1人しかいない状況で同学年担当との学級経営、同教科教員との学習指導を相談する機会が持てないという難しさも生じている。

 さらに学校運営の中核を担う中堅教員の層が薄い(経験10~19年で18%、同20~29年で16%)という状況も。以前ほど若手教員が現場での学びを詰めないまま数年後に学校運営の中核を担う中堅教員へ差し掛かっていく状況は好ましくない、と直感した坂本指導主事が前年度からこの課題に関わり始め、学校単体で難しいなら町教委が自治体枠で学びの場を創出してはと考えが至り本年度から実践を始めたという。

 先行事例が見当たらず、一から組み上げる形での着手。経験4年目(本年度は10人)と同2年目(同8人)の教員を対象とし同3年目(同2人)と講師の希望参加も受け入れつつ、コロナ禍の情勢に伴い年度序盤から出足をくじかれる状況となったが8月から月例で全体研修やチーム研修を重ねている。

 チーム研修は本年度初、また若プロ初の実施。助言者として同町教頭会が協力し、坂本さんは「この機会に若手教員は抱えている悩みを打ち明け、教頭は経験に基づく知見や若手教員への期待を伝えてほしい」と呼び掛けて取り組みを促した。

 序盤から中盤は若手教員と教頭で学校が異なる8組に分かれ、若手教員が抱えている課題や悩みを打ち明けて話し合い。終盤でその内容を発表し合って全体共有した。

 8、9月は授業の組み立て方をテーマにして全体研修を実施。11、12月に同研修を重ね、来年1月に2回目のチーム研修、2月に最終の全体研修を開いて取り組んだ事柄の振り返りを行う流れで若手教員の育ちを補い、町立学校の運営の保持と向上、活発化を図ることを目指すという。

(2020年10月28日付紙面より)

抱える課題や悩みについて教頭らから助言を得る若手教員ら=23日、串本町役場古座分庁舎
2020年10月28日
4 防災備蓄倉庫の完成祝う
 鵜殿3組自主防災会  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の鵜殿3組自主防災会(森倉賢一郎組長)は25日、同地区津波一時避難場所近くの高台に建設した防災備蓄倉庫の完成式を開いた。地区住民、来賓の西田健町長ら約40人が集い、1年4カ月かけて整備した住民手作りの施設の完成を祝った。

 「大災害時の死者ゼロ」を目指し、2年前に計画。海抜約30㍍にある町有地を借り、森林環境税の助成を受け、紀宝町森林環境税事業を活用した。

 倉庫の建築面積は87・55平方㍍(26・48坪)。自主防災会約330世帯の住民が避難生活に必要な物資をまとめた衣装ケースを保管する。収納スペースのほか、土間、仮設トイレ2基、物置を整備した。

 完成式で森倉組長は、建設に至る経緯、伐採や草刈り、住民が協力して取り組んだ建築作業などを説明し「11月末までに完成させたいと思っていたが、皆さんの協力で8月28日に完成した。ご協力に感謝します」と述べた。

 西田町長は「素晴らしい施設ができた。地域の安全安心が確保できると思う。皆さんと一緒に住みよい町をつくっていきたい」と祝った。

 この後、森倉組長が施設内を案内し、住民が設備などを確認した。今後、11月下旬から12月中旬にかけて衣装ケースを収納するという。

(2020年10月28日付紙面より)

住民らが完成した防災備蓄倉庫を見学=25日、紀宝町鵜殿
森倉賢一郎組長が収納スペースなどを説明
2020年10月28日
5 地域住民の安心安全を  三輪崎区が土のう作り  (新宮市 )
2020年10月28日
6 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部10月例会  
2020年10月28日
7 抜群のチームワークで競う  高田連合運動会開催  (新宮市 )
2020年10月28日
8 「伝えたい気持ちが大切」  城南中学校で手話教室  (新宮市 )
2020年10月28日
9 日本酒をもっと愉しもう  「SAKE事情」やペアリング学ぶ  (新宮市「くいしんぼう」 )
2020年10月28日
10 延期希望に応え3回目実施  体験アートWS「光とあそぶ」  (WACSS )
2020年10月28日
11 10人が方法教わって挑戦  潮岬で石積みコンテスト  (南紀熊野ジオパーク )
2020年10月28日
12 本州最南端見守り60周年 還暦迎えた潮岬観光タワー (串本町)
2020年10月28日
13 木本は2回戦で敗れる  高校サッカー三重大会  
2020年10月28日
14 木本、準決勝で敗退  高校ラグビー三重大会  
2020年10月28日
15 中小企業などへの軽減措置  新型コロナによる収入減に対応  (紀宝町 )
2020年10月28日
16 アサギマダラ優雅に  御浜町阪本  
2020年10月28日
17 ハロウィーンの遊び楽しむ  さくらんぼ&子育て支援セ  (紀宝町 )
2020年10月28日
18 6競技で熱戦繰り広げる 熊野市南郡中学校新人大会 
2020年10月28日
19 修学旅行で思い出づくり  熊野川温泉さつきで箸作り体験  (新宮市 )
2020年10月28日
20 お悔やみ情報
  
2020年10月15日
21 40年経過、修繕望む声
 体育館や校舎で雨漏りなど  (新宮市立緑丘中学校 )

 潮岬の南を通過し、9日から10日にかけて当地方にも大雨や暴風の被害をもたらした台風14号。台風の影響で、新宮市緑ヶ丘の市立緑丘中学校では校門前の木が倒れ、台風が去った後も同校体育館の数カ所で雨漏りなどの被害が深刻化している。

 同校舎は、第一、二、三期工事を経て1981(昭和56)年4月に竣工(しゅんこう)した。体育館も同年2月に竣工。校舎、体育館ともに、約40年が経過している。

 同校によると、10年ほど前から雨漏りなどの兆候があったという。現在では校舎で2カ所、体育館では十数カ所の雨漏りを確認している。同校の橋本紀彦教頭は「雨量や風向きなどによっては大きな雨漏り被害が出ていたが、今回の被害は最近では一番大きいのでは」。

 11日には同所で「第42回東牟婁地方中学校新人卓球大会」が開催されたが、試合中に体育館の警報装置が作動。一時大会は中断となった。新宮市消防本部では水漏れによる感知器の誤作動として現在調査を進めているが、建物の老朽化を懸念する声は後を絶たない。

 橋本教頭は佐藤春夫による同校校歌の一節「緑丘の九百人 皆あらたよの星我等」に触れ「少子化でどこの学校も同じだが、数十年前には同校にも多くの生徒がいた。現在は全校生徒合わせて約260人。かつての3分の1の生徒数では掃除などにかかる労力が3倍かかる」と頭を悩ませている。

 市教育委員会も同校の現状を把握。現在修復に向け検討を進めているという。

(2020年10月15日付紙面より)

築40年が経過している体育館=12日、新宮市立緑丘中学校
台風14号による雨漏りなどの被害が深刻化している=11日、同校体育館

2020年10月15日
22 オンラインの活用学ぶ
 後呂孝哉さんが講演  (和歌山県 )

 和歌山県東牟婁振興局企画産業課内にある熊野エリア観光推進実行委員会事務局は12日、インターネット上でオンライン活用セミナーを開催した。県内の観光に関係する団体など20人が参加。那智勝浦町築地の「WhyKumano Hostel & Cafe Bar」(以下ワイクマノ)を経営する後呂孝哉さんが講師を務め、オンラインの可能性や有効性について講演を行った。

  □     □

■県の取り組みなど



 同事務局によると、振興局におけるオンラインセミナーは初の試み。新型コロナウイルス感染拡大の中、オンラインの活用方法に注目し、さまざまな可能性が期待されるオンラインを広め、学ぶ機会とするために開催に至ったという。

 県ではこれまで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で紀南地域へ修学旅行に訪れている紀北地域の小中学生が学習効果を高めるために、オンラインで地域を学ぶ事前学習に取り組んでいる。

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■講演では



 当日はインターネット上で会議などが行える「Zoom(ズーム)」を使用し、後呂さんがワイクマノから発信。

 新宮市出身の後呂さんは自身が世界を旅したことや栃木県宇都宮市のシェアハウスで多彩なイベントを開催したこと、日本一周などで分かったこととして「旅先の日常は自分にとっての非日常。イベントをすれば友人が増え、地域が楽しいことを知った。そして、面白いのは世界でなく日本だと気付いた」と解説。

 熊野を知らない人たちに熊野を知ってもらい、地元に貢献したいという思いからワイクマノを経営することに至ったと話した。

 世界初のオンライン宿泊の誕生については、コロナの影響で予約が全てキャンセルとなった際にできることを模索。YouTube(ユーチューブ)の動画にヒントを得て、感染リスクのない仮想宿泊体験の提供に至ったという。

 後呂さんは「オンライン宿泊では交流を目的化している。館内案内を行い、インターネット上で乾杯し交流する。その際に熊野の名所や食、温泉と世界遺産を説明する」と述べ、チェックアウト時には熊野の魅力を伝えるプロモーション動画を送信していることも効果として大きいと述べた。

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■オンラインの可能性



 後呂さんはオンラインの利点について▽国内外からも参加できる▽オンライン宿泊後に興味を持った参加者が実際に足を運んでくれる▽アーティストなどともコラボレーションでき、コンサートが開ける▽さまざまな事情で旅行に行くハードルが高い人も自宅から参加できる―などを挙げた。

 「オンラインはコロナ禍の中で発展したもの。まだ手探りな状態。文化として根付くには時間がかかると思う。しかし、熊野を知らない人に熊野のPRができるのはすごい効果だと思う」と話した。

(2020年10月15日付紙面より)

オンラインの今後や有効性を語る後呂孝哉さん=12日、那智勝浦町のWhyKumano Hostel & Cafe Bar
2020年10月15日
23 競技を通して親交深める
 三尾川小で地域交流行事  (古座川町 )

 古座川町立三尾川(みとがわ)小学校(山本健司校長、児童9人)で12日、地域交流行事「スナッグゴルフ&焼き芋会」があり、児童教職員と三尾川区(中田定区長)の高齢者が競技などを通して親交を深め合った。

 この行事は、旧・奥田育英会から贈られたスナッグゴルフセットを活用した秋恒例の取り組み。本年度は感染症予防対策を講じながら実施することとし、同区に参加者集めの協力を求めた。

 当日は中田区長や毎年の稲作体験でお世話になっている日下恵夫さんら12人が来校し、同校は体温確認を求めつつ歓迎。12人はくじ引きでどの児童グループに加わるかを決め、児童はグループ名を決めて一体感を高めつつプレーに臨んだ。

 スナッグゴルフはゴルフの導入として考案された軽スポーツで、グループメンバー全員でボールを打ち一番の好打を次の一打にする流れでゴルフ同様に少ない打数を目指すチーム戦を特色とする。

 同校は今回、運動場に五つのホールと待ち時間中の練習場を準備。各グループとも児童が積極的にペースメイキングに頑張り、プレー後はグループ間で成績を比べて健闘をたたえ合うなどした。

 児童や高齢者が競技に臨んでいる間、山本校長らは児童が校内の畑で育てたサツマイモを炭火であぶって焼き芋に。交流への感謝として振る舞ったが、感染症予防の一環で今回はその場で一緒に味わうのを見合わせ、各自お土産として持ち帰る形で交流を締めくくった。

(2020年10月15日付紙面より)

高齢者と一丸でスナッグゴルフに挑戦する児童ら=12日、古座川町立三尾川小学校
2020年10月15日
24 一日も早い復興願い
 火災やまぬサ市に寄付金  (新宮市姉妹都市親善協会 )

 米カリフォルニア州で8月中旬から山火事が発生。いまだ記録的な火災が続いている。このほど、新宮市と市姉妹都市親善協会の有志らは、市姉妹都市である同州サンタクルーズ市(サ市)に対し寄付金を送付。サ市から会員制交流サイト(SNS)を通して感謝のコメントが寄せられた。

 8月中旬の相次ぐ落雷により別々の場所で発生した火災は、複数の郡を横断する大規模火災へと発展。焼失面積は100万㌈(約4050平方㌔)を超え「ギガ火災」の規模に到達した。被害が深刻化する山火事について、州当局者や専門家からは気候変動の影響を指摘する声も上がっている。

 被害の全容はまだ見えてこないが、サ市においても多くの家族が家を失い避難を余儀なくされている中、新型コロナウイルス感染症の影響で避難所の設置を見合わせている地域も多いといった情報も伝わっている。

 報道を受け、「サ市のために何かできることはないか」と市職員有志と同親善協会員らが先月1日から口コミやSNSなどを通して募金活動を開始した。集まった合計15万5000円の募金は1週間後の8日、市秘書課を通して同親善協会の岩澤卓副会長がCZU火災救済基金に寄付。今月8日、サ市Parks and Recreation課から「両都市はさまざまな困難を乗り越え、互いに助け合ってきた。友好都市の多くの友人たちに感謝します」とコメントが送られた。

 サ市の投稿を受け、田岡実千年市長は「サ市の皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げますとともに、今回の新宮市姉妹都市親善協会の皆さんの被災地へのご支援に感謝します。これからも姉妹都市として助け合いながら交流を深めていきたいと思います」と話している。

 市では現在も引き続きサ市への寄付金を受け付けている。集まった募金は災害で多くを失った家族や山間コミュニティーのために使われる。寄付に関する問い合わせは市秘書課(電話0735・23・3333、内線4003)まで。

(2020年10月15日付紙面より)

2020年10月15日
25 子どもを犯罪から守る  山口建設が下校時に見守り活動  (紀宝署 )
2020年10月15日
26 木本が準決勝に進出  高校ラグビー三重県大会  
2020年10月15日
27 淡い明かりの竹ランタン  竹筒に電動ドリルで穴を開け  (寺子屋広場 )
2020年10月15日
28 半年ぶりにカフェオープン  Cafe de アプローチ  (紀宝町 )
2020年10月15日
29 SDGsと世界の水事情  10月15日「世界手洗いの日」に寄せて  
2020年10月15日
30 洋画・彫塑部門の入選決定  和歌山県美術展覧会  
2020年10月15日
31 間もなく満開の兆し  南平野でキイジョウロウホトトギス  (那智勝浦町 )
2020年10月15日
32 総代と区長で代表参拝  樫野の雷公神社で式典  (串本町 )
2020年10月15日
33 すさみ・串本の魅力探る  観光事業等従事者ら研修  (串本町 )
2020年10月07日
34 広瀬香美さんがオンライン宿泊
 「わかやまLIFE CAFE」盛況  (那智勝浦町 )

 和歌山県が主催し、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが共催するオンラインイベント「わかやまLIFE CAFE」が3日、インターネット上で開催され、那智勝浦町出身で歌手・音楽家の広瀬香美さんがゲスト出演した。広瀬さんは同町築地の「WhyKumano Hostel & Cafe Bar」(以下、ワイクマノ)にオンライン宿泊し、オーナーの後呂孝哉さんや堀順一郎町長らと同町の魅力について語り合った。

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■「わかやまLIFE CAFE」とは



 和歌山県によると、県の魅力などをPRすることで、首都圏からの移住・定住の促進が目的。これまでは実際に人が集まって実施されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催にも取り組んでいる。

 催しでは「かなえよう。」をキーワードに、食、子育て、働き方、住まい、夢というテーマで取り組み、同県だからできる「WORK&LIFE」を発信している。

 参加者は事前に申し込み、インターネット上で会議などが行える「Zoom(ズーム)」を用いて視聴する。希望者には同県の移住アドバイザーが相談に応じる。

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■那智勝浦町の魅力発信



 当日は世界初となるオンライン上での疑似的な宿泊体験を開始したワイクマノで催しが実施され、全国の約130人が視聴し、盛況となった。

 同町で生まれ、父の転勤のため、生後半年ほどで引っ越したという広瀬さん。後呂さんらが歓迎し、施設やオンライン宿泊について説明した。広瀬さんは両親から聞いた同町在住時のエピソードを披露し、町の良さや暮らしについて質問した。

 参加した同町地域おこし協力隊の谷口真実さんや堀町長、町観光企画課の赤岡誠さん、県企画部地域振興局の三木啓生さんが「世界遺産」「生マグロ」「山や川、海が身近にある」「何もない日常がぜいたく」など同町の良さを解説した。

 広瀬さんは「那智勝浦町の観光大使になって、町のPRに貢献したい。ぜひ、そちらで歌を歌いたい。勝浦へ戻れる日を楽しみにしています」と語り、「ロマンスの神様」など、ヒット曲を熱唱した。

 終始、イベントの進行を務めた後呂さんは「移住はハードルが高い。まずは気軽にこの町やワイクマノに遊びに来ていただければ。地域を知ることがスムーズな移住につながると思う」。

 堀町長は「町では人口減少が進んでいる。県とも協力して、しっかりと魅力を発信し、IターンやUターンのきっかけをつくっていきたい」と語った。

(2020年10月7日付紙面より)

「わかやまLIFE CAFE」が開催された=3日、那智勝浦町のWhyKumano Hostel & Cafe Bar
2020年10月07日
35 サイクリング挑戦企画開始
 2月末までの5カ月間実施  (古座川町観光協会 )

 古座川町観光協会(須川陽介会長)が1日、「古座川ジオサイトサイクリングスタンプラリー」を開始した。期間は来年2月28日(日)までの5カ月間。スタンプ台紙は道の駅虫喰岩、同一枚岩、南紀月の瀬温泉ぼたん荘で配布していて、同協会は期間中の挑戦を呼び掛けている。

 南紀熊野ジオパーク推進協議会と古座川町が後援する、同協議会の地域力活性化に対する支援を受けた景品付きの挑戦企画。町内の主要地質資源と結びついている道の駅虫喰岩、同瀧之拝太郎、同一枚岩をサイクリングで巡り、備え付けの道の駅スタンプかジオサイトスタンプを台紙に集めて同虫喰岩へ持ち込むと、台紙についている応募フォームで抽選に申し込める仕組みとなっている。

 挑戦できるのは、自車で町内を巡るサイクリストと同協会のクロスバイクレンタル利用者。台紙に3カ所のスタンプがそろっていることが応募時の条件で、1カ所に2種類のスタンプがある場合は好きな方を押印してよいという。応募フォーム切り抜き後の台紙はチャレンジの記念として進呈。期間終了日が応募締め切り日になっていて、以降速やかに抽選をして当選者を決める。抽選結果は景品の発送をもって発表に代えるとしている。

 景品の内訳は▽KINAN Cycling Teamサイン入りオリジナルグッズ(2人分)▽南紀月の瀬温泉ぼたん荘ペア宿泊券(1組分)▽古座川町特産品詰め合わせ(10人分)▽古座川オリジナルドリンクボトル(50人分)。

 台紙はA4カラー四つ折りのリーフレット仕立てで、作成数は400部。押印欄や応募フォーム・応募要領のほか、3カ所のジオサイトと道の駅の解説やルートマップ、問い合わせ先も情報として盛り込んでいる。

 同協会が提供するバイクレンタルはクロスとマウンテンの2種類があり、いずれもスポーツ仕様の本格派。前日までの事前予約制で、料金体系は4時間3000円、日帰り4000円、1泊2日6000円だが、同ラリー期間中は一律1000円割引で貸し出す。本格的な自転車を試乗してみたい人向けの事前指導にも対応していて、付加価値がある同ラリー期間中にぜひ利用していただければという。

 バイクレンタルの事前予約や問い合わせは同協会(電話0735・70・1275)まで。

(2020年10月7日付紙面より)

古座川ジオサイトサイクリングスタンプラリーの台紙など=2日、道の駅虫喰岩
2020年10月07日
36 来年の干支「丑」の布押絵
 ふれあいいきいきサロン牡丹  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の「ふれあいいきいきサロン牡丹(ぼたん)」(高見清子代表)は3日、ふるさと歴史館で今月のサロン活動を開催。女性16人が、来年の干支(えと)「丑(うし)」の布押絵を作った。

 サロンは5月まで休止していたが、検温、手指消毒、マスク着用など新型コロナ感染防止対策を講じた上で6月から毎月1回開催している。再開後は手芸を中心に開き、これまでミニ財布やうちわ型コースターなどを作ってきた。

 今回は布押絵セットで手芸を楽しんだ。参加者は手順に沿って型紙を布に貼り、丑や梅などの各パーツを組み合わせて短冊に飾った。作業しながら「来年飾れるね」などと会話も弾んでいた。

 押絵は羽子板などに代表される日本の伝統的な手芸で、綿を入れた和紙や布を貼り重ねることで立体的な絵柄が出来上がる。高見代表は「毎年10月は干支の飾りを作って、町の文化展に出品していた。今年の文化展は中止になったので、来年は開催してほしい」と話していた。

(2020年10月7日付紙面より)

布押絵作りに励む参加者=3日、紀宝町鵜殿のふるさと歴史館
干支の「丑」を題材にした布押絵作品
2020年10月07日
37 仲間に感謝し励みに
 松下さんの感想文が機関誌に掲載  (手をつなぐ育成会 )

 全国手をつなぐ育成会連合会が知的な障害のある当事者(本人・家族)に関しての教育や福祉、労働の諸施策などの記事を中心に全国へ向けて発行している機関誌「手をつなぐ」の9月号に、松下佑太さん(30)=新宮市=の感想文が選ばれ掲載された。

 同連合会は知的障害者の権利擁護と政策提言を行うため、全国の団体がそれぞれの役割を担う有機的なつながりを持つ連合体として活動していくことを目的に発足。松下さんは当地方で活動している新宮・東牟婁手をつなぐ育成会(博多保子会長)の「みらいの会」の会長として障害のある青少年の余暇の創造や関係団体との連絡提携、イベントの企画など、地域社会の啓発を実施している。

 感想文の題名は「みんなのミニオリンピック」。昨年11月に開催した運動会への思いがつづられている。松下さんは活動する関係者に感謝の気持ちを述べ「仲間たちで話し合い『どうすれば、より活動を知ってもらえるのか』を考えながら書きました。全国の中から選んでもらい掲載していただけることはめったにない機会。光栄であり、励みにもなっています。今後は新型コロナウイルスの感染症対策を取りながら新しいことにも挑戦し、一般の方にも周知していければ」と喜びを語っていた。

 新宮・東牟婁手をつなぐ育成会では現在、活動に携わる会員を募集している。応相談。「興味のある方はお気軽に問い合わせください」と呼び掛けている。問い合わせは博多会長(電話090・7021・9079)まで。

(2020年10月7日付紙面より)

感想文の掲載に笑顔を見せる松下佑太さん=5日、新宮市下田のわかば園作業所
2020年10月07日
38 根山章子さんが優勝
 なちかつGGCクラブ大会  
2020年10月07日
39 コロナに負けず熱戦展開
 第4回中山杯争奪大会  (新宮市 )
2020年10月07日
40 「あなたの全力青春は?」  近大新宮でオープンスクール  
2020年10月07日
41 共に地域社会に貢献を  株式会社キナンが内定式  
2020年10月07日
42 熊野地域で観光事業活性化  ロカルわかやまを活用  (新宮・東牟婁など )
2020年10月07日
43 元気いっぱい競技楽しむ  新宮市・那智勝浦町保育所や保育園で運動会  
2020年10月07日
44 桂米多朗さんが公演  宇久井中で青少年劇場  (那智勝浦町 )
2020年10月07日
45 児童生徒一丸で競い合う 串本西小中合同で運動会 (串本町)
2020年10月07日
46 和深地先で溺れる人助ける  人命救助した3人に感謝状  (串本警察署 )
2020年10月07日
47 神事のみ執行し礼尽くす  古座神社が例祭を迎える  (串本町 )
2020年10月07日
48 福祉への理解深める  1年生が車いす体験  (相野谷中 )
2020年10月07日
49 秋晴れの下で競技に熱中  鵜殿、井田小で合同運動会  (紀宝町 )
2020年10月07日
50 お悔やみ情報