密輸阻止を目的とした大阪税関の「年末特別警戒」(5~14日)の初日となる5日、和歌山税関支署新宮出張所(中正規所長)、新宮警察署(橋本健輔署長)、串本海上保安署(船崎輝康署長)は新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で街頭啓発を行った。合計7人の参加に加え、3機関のマスコットキャラクターの着ぐるみやバルーンも登場。買い物客に啓発物資を手渡して周知した。
コロナ禍に伴う中断時期を除き、毎年実施している。出入国在留管理庁のパンフレットも啓発物資に加えられていた。配布物は▽密輸阻止への協力依頼チラシ▽災害時の備えに関するパンフレット▽不法就労防止への協力依頼パンフレット―などだった。買い物客に手渡して協力を呼びかけた。
中所長は「年末年始は海外旅行に出かける機会が多くなる。中身の分からない荷物を預からないように注意を。過去には預かった荷物の中から不正薬物が見つかった事例もあります」と注意を喚起した。
他にも「港の近くで普段見かけないような不審な船を見かけるなどしたら、大阪税関まで情報提供を」と呼びかけ。「大阪税関は他機関と協力し、安全安心な社会の実現のため、使命感を持って業務に取り組みます」と伝えている。
関係機関の連絡先は次の通り。
■税関
▽税関密輸ダイヤル(電話0120・461・961/24時間受け付け)
▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所(電話0735・31・5258)
■警察
▽新宮警察署(電話0735・21・0110)
■海上保安庁
▽海上での事件や事故緊急通報用電話番号(118)
■出入国在留管理庁
▽外国人在留総合インフォメーションセンター(電話0570・013904、〈IP電話や海外からは〉03・5796・7112)
(2025年12月7日付紙面より)