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要望書を手渡した「新宮城の整備と活用をすすめる会」の夏山晃一会長(前列右)=27日、新宮市役所
復元に向けた委員会設置を
新宮城の整備と活用をすすめる会
上田市長に要望

 「新宮城の整備と活用をすすめる会」の夏山晃一会長と同会に賛同する16団体の代表者らが27日、新宮市役所を訪問し、上田勝之市長に新宮城復元に向けた協議の場を立ち上げることを要望した。

 夏山会長は「今後の新宮城の保存、整備、活用の在り方について専門家、関係団体、市民が共に議論できる正式な場として、市長直轄による諮問委員会を早期に設置していただきたい」と求めた。上田市長は「新宮城の整備は多くの皆さんの関心が高い。官民を挙げて新宮城をどうしていくか協議する場を立ち上げていきたい考えがある。多くの団体から要望書を頂き、実現可能な形で進めたい」と伝え、前向きな姿勢を示した。

 近年、新宮城の歴史的価値や文化的魅力に対する市民の関心が高まり、保存・整備・活用を求める声が広がっている。4月に新宮ロータリークラブが開催した創立70周年記念事業「こんなにすごいぞ、新宮城!」には約700人が来場。新宮城が有する歴史的価値や文化的魅力、地域資源としての可能性などの講演があり、市民の間でも「新宮の誇りを未来へ残したい」という思いが強まったという。

 城郭史研究の第一人者・中井均さん、文化庁史跡調査官、観光庁長官の村田茂樹さんが視察し、新宮城が全国的にも注目されている歴史資産であることも改めて示された。

 新宮城の整備と活用をすすめる会では「新宮城の整備は単なる文化財保全にとどまらず、観光振興、地域活性化、市民の郷土愛醸成、未来を担う子どもたちへの歴史教育にもつながる重要な取り組みとなる可能性を有する」と位置付け、新宮城の整備が市の未来に向けた象徴的な事業になるとしている。

 要望活動で夏山会長は「新宮城ができたら、速玉から新宮城まで歴史的文化ゾーンになる。1日散策でき、新宮市にとって経済効果が高まる。ぜひ進めてほしい」と力を込めた。

 活動には市婦人団体連絡協議会(劔持幸代会長)、新宮商工会議所(浦木睦雄会頭)、新宮市観光協会(里中陽互会長)、市商店街振興組合連合会(福田一郎理事長)、新宮ライオンズクラブ(須川倍行会長)、新宮ロータリークラブ(山下一雄会長)、仲之町商店街振興組合(尾﨑透理事長)、丹鶴商店街振興組合(上浦マリオ理事長)、駅前本通り商店街振興組合(下地昌宏理事長)、新宮商工会議所女性会(下地雅子会長)、新宮商工会議所青年部(杉本雄一朗会長)、子育てサポートキッズクラブ(川嶋ひとみ代表)、一般社団法人未来創生塾(横田敏郎代表理事)、和歌山県中小企業家同友会新宮支部(名越以喜支部長)、一般社団法人新宮青年会議所(中納拓海理事長)、しんぐう信金経営塾100人会(榎本宏一会長)が賛同した。

(2026年7月29日付紙面より)


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設立総会を開くに当たりあいさつする宮﨑泉知事=27日、メルキュール和歌山串本リゾート&スパ
地域 主会場は那智勝浦町を想定
日本ジオ大会実行委が設立
南紀熊野ジオパーク
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南紀熊野ジオパーク
 日本ジオパーク全国大会南紀熊野大会実行委員会(宮﨑泉実行委員長=和歌山県知事)の設立総会が27日、串本町内であった。同大会は2027年11月20日(土)と21日(日)実施、那智勝浦町体育文化会館を主会場とする予定。この日は前例を見据えつつ規約や委員・役員体制を整え、今後の準備体制を固めるなどした。

 日本ジオパーク全国大会はジオパークの意義を周知すると同時に国内各ジオパークの情報交換を促し認知度の向上や活動の活性化を目的として年1回、関係地域を会場にして実施。17回目となる次年度の会場地は26年7月2日にあった日本ジオパークネットワーク通常総会で南紀熊野ジオパークとすることが報告され、その受け入れ体制を整えるため同ジオパーク推進協議会のつながりを素地とし同大会実行委員会を設立するに至った。

 委員は同協議会会員と特別会員の十津川村長やアドバイザーの各機関、同協議会以外の日本ジオパーク中四国近畿ブロック各団体と同パークガイドの会の代表者、総勢59人で構成。さらに日本ジオパーク委員会と日本ジオパークネットワークの各代表者を顧問として迎える構成となっている。

 設立に当たり同協議会会長の宮﨑知事があいさつ。続く議事で設立のいきさつや前例の紹介を受け、規約と委員構成、第17回の大枠とその根拠(日程と主会場と想定来場者数、テーマ「誇ろう、我がジオパーク」、期間中やその前後にツアー実施など)と大会負担金算定の方針(同協議会の負担割合に準拠)も申し合わせて承認した。

 今後は全体会や分科会・ユースセッション、物産展など詳細なプログラムを詰めていく。委員からは大会を契機とし現地の機運を事前に盛り上げる機能も発揮できないか、などで意見もあった。

 規約の承認により実行委員長は同協議会会長が務めることとなり、副実行委員長は実行委員長指名で主会場を想定する那智勝浦町の堀順一郎町長が選ばれた。宮﨑知事は「和歌山県民としてジオパークは誇れるもの、ということをまずは県内の皆さま方にしっかりと頭に入れていただき、そこから全国に発信していけるようにしていきたい」と機運醸成の方向性を語った。

(2026年7月29日付紙面より)



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アート作品作りに取り組んだ「きほっこ」の児童たち=27日、紀宝町の神内福祉センター
地域 色鮮やかな羽根で大きな翼
きほっこの児童がアート作品作る
紀宝町
 放課後児童クラブ「きほっこ」の20人が27日、紀宝町の神内福祉センターでアート作品作りに挑戦した。「みんなの翼を作ろう~Wings for Everyone」と題し、羽根をかたどった紙に思い思いの色を塗り、一つの大きな翼を完成させた。

 夏休み恒例の催しで、熊野市を拠点に活動するアートグループ「ecru(エクリュ)」を講師に迎えた。今年は兵庫県の絵画造形教室「ラウムアート」の立間さん家族3人も協力し、子どもたちの制作をサポートした。

 児童たちは4種類の模様から好きな羽根を選び、色えんぴつやマジックペンを使って自由に彩色。カラフルな模様を描き、それぞれ個性あふれる羽根に仕上げた。1人2枚ずつ制作し、完成した羽根を大きな台紙に貼り合わせると、色とりどりの一枚一枚が集まり、迫力ある大きな翼が出来上がった。

 友達同士で作品を見せ合ったり「ここをもっと明るい色にしよう」と工夫したりしながら制作を楽しみ、夏休みならではの創作活動を満喫。会場は子どもたちの笑顔と歓声に包まれ、完成した作品を前に達成感あふれる表情を見せていた。

(2026年7月29日付紙面より)

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