串本町串本にある上浦海岸で6月28日、サーファーら約80人による海岸清掃があった。
サーフィン愛好者らで結成する「K―BAY SURFING CLUB」(上野誠一会長)が本年度から展開し始めた上浦ビーチクリーンプロジェクトの一環。海洋環境保全を目的とし偶数月に期日を定めて年6回、町や東牟婁振興局串本建設部の協力を得て浜清掃の機会をつくる予定で動き出している。
この日は本年度2回目の実施。コロナ禍前まで続いていた別の団体の浜清掃のいきさつを踏まえ6月は最終日曜日の早朝に実施するとし、町内外のサーファーらへ参加を求めた。
この日は活動時間を1時間と申し合わせて浜清掃を開始。参加者は町指定ごみ袋の配布を受けて漁具や生活用品などの漂着ごみを対象にし人海戦術で可能な限り拾い集め、半ば砂で埋もれた大きな漂着ごみも数人がかりで力を合わせて引きずり出すなどして浜から取り除いて美化を推し進めた。
活動時間を1時間に制限しているのは、片付くまで続ける大変さで参加者の腰が引けてしまうのを防ぐため。代わりに過去の活動の年1回を6回に増やして対処に時間が要する量の漂着ごみがたまるのを避ける工夫をしているという。
この海岸は町を代表する自然環境の一つで、きめ細やかな砂浜が特色。外海に開いていてサーファーが集まる場所となっているほか、ウミガメ類が産卵をしに訪れ地域住民の散歩コースにもなっている。同プロジェクトはこの海岸を利用するサーファーが中心となって継続的に活動することを通して環境保全意識の向上と地域コミュニティーの活性化を図るのが狙い。本年度2回目の活動に当たり上野会長(52)は「この活動をもっと活発にし、参加した人もこの活動を知った人も不適切にごみを捨ててはいけないという意識を強めていきたい」と同プロジェクトに込める思いを語った。
(2026年7月3日付紙面より)
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