古座川町平井にある北海道大学和歌山研究林(岸田治林長)が11日、自然観察イベント「研究者と極秘調査!?カエルとオタマジャクシの謎にせまれ!」を実施し小学生以上の一般63人がその内容を体験するなどした。
このイベントは同研究林に所属する野田叡寛研究員と福山伊吹特別助教が作成した生物図鑑「カエルとオタマジャクシハンドブック」の出版記念企画で、作成した2人が講師となり午前と午後の2回実施するとしていずれかへの事前申し込みを誘った。反響は大きく当初予定した定員各20人を超える事前申し込みがあり、2人は可能な限り受け入れることとした。
当日は岸田林長ら同研究林の職員も参加者の活動を支援した。前半は同研究林そばにある水田の所有者に許可をもらってどのような生き物がいるかを観察し、気になったカエルやオタマジャクシの講師による採集に協力した。後半はカエルやオタマジャクシを同研究林本館へ持ち込み、2人からこの生物図鑑の特色である「地域別検索表」の使い方を教わって同定に挑戦した。
「地域別検索表」は大きさや体型、手の形や目の位置、肌の質感など外見の特徴でカエルやオタマジャクシの種名が分かるチャート構造になっていて、参加者はチャートが問いかける特徴をじっくり観察して種名を同定。2人が同研究林一帯であらかじめ採集したカエルやオタマジャクシの同定にも挑戦した。
午後の部で観察できたカエルやオタマジャクシは、ツチガエルやヌマガエルやニホンアマガエル、2人が持ち込んだカジカガエルやガマガエルなど。最後はこの生物図鑑の即売会・サイン会交流をして締めくくった。
イベントを経て野田研究員は今回の体験で身近なカエルにもいろいろな種類がいることを実感してもらえたら、福山特別助教はその実感の先で身近な自然への慈しみの心や接する楽しさも感じてもらえたら、と参加者の今後に期待するところを語った。この生物図鑑の問い合わせは同研究林(電話0735・77・0321)まで。
(2026年7月17日付紙面より)
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