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指定管理者を募る「道の駅なち」
「道の駅なち」の指定管理者
プロポーザル方式で公募
那智勝浦町

 那智勝浦町が所有している「道の駅なち」について、町は2027年4月1日から32年3月31日(予定)まで指定管理業務を行う事業所をプロポーザル方式(企画競争入札)で公募を行っている。

 「道の駅なち」は、敷地面積4700平方㍍(国土交通省管理部分3430平方㍍)。本館の「那智駅交流センター」には、物販販売、世界遺産情報センター、情報・観光コーナーなどがあり、2階は温泉入浴施設「丹敷(にしき)の湯」(休業中)が整備されている。本館横には農産物直売所が設置されており、地元農産物や地元産品などが並ぶ。このほか、施設内には屋外トイレや58台分の駐車場がある。なお丹敷の湯は男性浴室のタイル崩落により安全営業が困難となったため、昨年2月6日をもって休業している。

 指定管理者が行う業務は▽道の駅の維持管理▽休憩機能(24時間、無料で利用できる駐車場・屋外トイレ)の確保▽情報発信機能(道路情報、地域の観光情報など)の提供や案内▽外国人旅行者に対する観光案内▽地域の農産物や特産物などの販売における直売(委託販売)や買取販売―など。

 丹敷の湯については、指定管理者が運営継続か廃止かを選択できる。営業を再開したい場合、必要な施設修繕については町が行うという。

 今年10月1日まで申請書類などを受け付け、同月22日にプレゼンテーション・ヒアリングが行われる。その1週間後に選定結果が通知され、12月議会で指定管理者の指定が議案上程され、議会に認められれば協定締結となる見込み。

 プレゼンでは、事業運営力や経費管理の考え方、収益改善・持続性の考え方、商品力・名物開発力、観光誘客力などを選定基準に設けている。

 町によると、すでに複数の事業所が意欲的な姿勢を見せており、道の駅の振興へ、引き続き積極的な応募を呼びかけていく。

 プロポーザルに関する問い合わせは、役場農林水産課(電話0735・29・4455)まで。

(2026年5月23日付紙面より)


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治療用の針を実際に触る生徒たち=18日、近畿大学附属新宮高校
学校 スポーツトレーナーとは
25人が仕事や実情など学ぶ
近大新宮高
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近畿大学附属新宮高
近畿大学附属
 新宮市の近畿大学附属新宮高校(松田頼義校長)が18日、本年度1回目となる「医療ゼミ」を開催した。医療系を志す生徒25人が参加、大阪府の関西医療大学保健医療学部、はり灸・スポーツトレーナー学科の寺岡祐助さんにスポーツトレーナーの仕事と実情を聞き、見識を深めた。

 寺岡さんは最初にスポーツトレーナーの仕事について解説した。

 試合中などにけがが発生した際はその程度を判断、必要なら応急手当てを行う。けがをした選手が理学療法士などから基本的機能回復訓練(リハビリテーション)を受け復帰した後、以前と同じ状態に能力を回復するリコンディショニングを施す、けが防止や体調維持のトレーニングを指導するなどが業務であると述べた。

 多くの知識が必要で、スポーツ科学やスポーツ医学、解剖学、最近は指導者の心得も学ぼうという動きがあること、医療系資格、またはトレーナー系の資格が必要だが、両方の資格を取得して業務で役立てる場合もあると解説した。

 資格や技術以外では、会話や試合前の準備などを通じて選手がくつろぐ、あるいは集中する環境を整えるのも大切と述べた。そういう気遣いのできる人材が優秀なトレーナーになれるとした上で「何より誰かを助けたい、けがや病気から守りたい、そういう思いがこの仕事には必要」と力説した。

 寺岡さんの専門である治療用の針も実際に使用した。生徒たちは指導の下、ウレタンマットに針の入ったチューブを垂直に立て、人さし指で針の尻の部分をたたいてマットに打ちこんだ。力加減が分からず苦労していたが、全員がきれいに垂直に針を打ち終えた。

 薬剤師を目指しているという竹原壮馬さん(1年)は「けがの復帰が2段階あるなど、スポーツトレーナーの仕事がよく分かったし、寺岡さんの言う気遣いは自分が目指す仕事にも重要なことだと感じた」と話していた。

(2026年5月23日付紙面より)

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第3回災害対策DXシンポジウムの基調講演の様子=22日、串本町立体育館
防災 串本町で防災や連携考える
第3回災害対策DXシンポ
株式会社大塚商会
 東京都に本社を置く情報技術企業「株式会社大塚商会」(大塚裕司代表取締役社長)が22日、串本町内で「第3回災害対策DXシンポジウム2026春」を開き主に自治体職員へ向けて防災体制の高度化や官民連携の促進を考える機会を提供するなどした。

 このシンポジウムは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した実効性の高い災害対策を情報共有しつつ前述した機会を提供する趣旨で年1回実施。2024年度に高知県黒潮町、25年度に愛媛県宇和島市で開き、3回目となる本年度は和歌山県串本町で開くとし参加を誘った。

 串本町は同社と23年9月、地方創生の推進に向けた連携に関する協定を締結。以降、掲げる事項「防災に強いまちづくりのための地域防災整備事業に関すること」に基づき、同社が創業60周年記念事業の一環で重ねている事業継続計画(BCP)対策製品の寄贈を受けるなどしている。そのような関係性により会場地となり、その受け入れに鋭意協力した。

 メイン会場は町立体育館、グループワーク会場は町文化センターと設定し、メイン会場では各種防災資機材の展示も実施した。開会に当たり内閣官房副長官補室の今村敬内閣審議官、和歌山県の宮﨑泉知事(県危機管理部の中村吉良部長がメッセージを代読)、田嶋勝正町長、大塚商会の齋藤廣伸・取締役専務執行役員があいさつ。田嶋町長は同社の支援への感謝を掲げて今回は多くの自治体にまちをじかに見てもらえる好機を喜ぶなどし、齋藤取締役は「各自治体間でいろんな問題共有をし、自分たちでできること、共同でできること、最優先でできること、終わった後にやることを整理して次に備えることを話し合っていただければ」と思いを託して、参加者の鋭意研さんを願った。

 以降は南三陸町東日本震災伝承館「南三陸311メモリアル」の高橋一清館長による基調講演や平時と有事の官民連携を探るパネルディスカッションを経て、「東日本震災 体験談から学ぶ~想定外時の判断と住民に(避難所運営を)任せる覚悟を考える~」をテーマにし自治体の対応を考えるグループワークを実施した。このシンポジウムは会場とオンラインのハイブリッド実施で、同社によると全体で33自治体約90人が参加したという。

 前日は会場参加者を対象にした視察ツアーもあり、約40人が串本町総務課の案内で町内の高台移転施設群、避難ビル機能を有する県営住宅串本団地、トルコ記念館を見学した。串本町も夜半に懇親会を開き、この機会に他の自治体とのつながりを深めるなどした。

(2026年5月23日付紙面より)

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