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医療系の仕事について見識を深める生徒たち=22日、近畿大学附属新宮高校
専門家に学ぶ「医療ゼミ」
放射線技師、薬剤師招き
近大新宮高

 新宮市の近畿大学附属新宮高校(松田頼義校長)で22日、本年度2回目の「医療ゼミ」があった。医療系を志す、または興味のある生徒37人が参加、三重県の鈴鹿医療科学大学から放射線技術科の細川聖記さんと薬学科の八重徹司さんを講師に招き、診療放射線技師、薬剤師の仕事と実情について学んだ。

 各種医療の専門家から話を聞き、生徒が進路だけでなく、医療系の仕事への知見を得ることが目的。

 細川さんは「人体に放射線を照射できる国家資格を持つ診療放射線技師は、検査で病気を見つける専門家である」と解説。病気を治す専門家の医師に正しい情報を提供するのが主な役割だとした。

 「病気を見つけなければ治療はできない。診療放射線技師は医療活動の『目』の役割を持つ重要な存在」と語った。

 最新技術の「血管内手術」や放射線治療、CTやMRIなどほかのさまざまな業務についても説明した。

 八重さんは新人時代、強い副作用を伴う薬による継続治療をためらう患者についての話から始めた。八重さんの「副作用対策薬の最も効果的な投与時期を再検討します」「1週間頑張れば体が副作用に慣れてくる」という言葉に支えられ、治療を続けて完治、後年、町中で会った時「命の恩人」と感謝されたことを明かした。

 「薬剤師が医師とは異なる視線で薬の使用法を説明することで、治療の支援につながることもある。ただ薬を処方するだけでなく、行政や研究、災害支援など、薬に関して薬剤師が行う業務にはさまざまなものがある」と語った。

 診療放射線技師と助産師の仕事に興味があるという清水優依さん(1年)は「医療活動の目の役割を果たすことなど、診療放射線技師の印象が大きく変わった。両先生の話す姿から、やりがいのある仕事だというのを感じた」と話していた。

(2026年6月27日付紙面より)


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境界線について考えた講演会=25日、紀宝町立矢渕中学校
学校 心と体の境界線、考える
矢渕中で人権講演会
紀宝町
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矢渕中
 紀宝町立矢渕中学校(岩本拓志校長、生徒218人)で25日、全学年対象の人権講演会があり、助産師のもとだてかづこさん(那智勝浦町)と心と体の境界線について考えた。

 自分と相手の心や体の境界線を知り、互いを尊重して関わることを学ぼうと「言葉と行動の境界線」をテーマに開催された。保護者にも受講を呼びかけた。

 講演でもとだてさんは体のプライベートゾーンと心のプライベートゾーンに触れ「人権とは自分の境界線を勝手に越えられない権利。簡単に言うと、他人に踏み込まれない権利、他人に踏み込まない権利」と表現。

 「『楽しければいい』の罪」を挙げ、プロのお笑いの現場でも見直されているように、他人の容姿をからかうような誰かを傷つけたり、見下したりする笑いは古く、価値観をアップデートするよう伝えた。

 ネット上に「おすすめ動画」が表示される仕組みを説明し、「それがフィルターバブル(※)の恐ろしさ。ネットの情報をうのみにせず、自分の頭で考えよう」と呼びかけた。

 「境界線侵害の行き着く先は相手を対等な人間と扱わなくなった心が社会全体につながった時で、最大の人権侵害が戦争」と指摘し、身近なのりと戦争は、相手の境界線を尊重しないことでつながっていると語りかけた。

 水着で隠れる部分と口は体のプライベートゾーンとされるが「知らない人に髪を触られたら? あなたの体はあなたのもの。自分の体は全て大事」と伝え「体は勝手に触らせない。他人の体も触らない。誰であっても同意なく触ることは許されない」と強調した。

 講演の中ではもとだてさんが投げかけた問いを生徒同士で話し合う時間も設けられ、互いに尊重することや、人それぞれ感じ方が異なることも学んでいた。

(2026年6月27日付紙面より)

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漂着した流木を拾い集める=24日、那智勝浦町「ホテル一の滝」横の海岸
地域 官民一体でまちをきれいに
紀州路クリーン大作戦'26に70人
那智勝浦町
 那智勝浦町の県道那智山勝浦線で24日、毎年恒例の「紀州路クリーン大作戦」が行われ、町民や町内の各団体から約70人が参加した。ホテル一の滝~体育文化会館~パルスイン勝浦にかけての約1㌔間で歩道沿いのごみ拾い、海岸の漂着物の撤去や茂った雑草の剪定、ごみの回収などを行い、官民一体で景観美化に汗を流した。

 8月の「道路ふれあい月間」の活動で、同町では暑さを避けて毎年6月に実施している。この日は▽なちかつ古道を守る会▽勝浦ライオンズクラブ▽勝浦ロータリークラブ▽那智勝浦町金融協会那智勝浦町建設業組合▽那智勝浦観光機構(NACKT)▽南紀くろしお商工会▽県東牟婁振興新宮建設部▽勝浦5区(北浜)―が参加した。

 開始に当たって、堀順一郎町長があいさつ。日頃の町政への理解と協力に感謝し「事故や健康にご留意して作業を」と呼びかけた。

 ホテル一の滝横の海岸には大量の流木やごみが漂着しており、なちかつ古道を守る会の皆さんを中心に回収していった。

 このほかの清掃場所では、ツツジの植え込みから、路上にはみ出したカズラや背丈の高い雑草を刈り取り、たばこの吸い殻やペットボトルなども丁寧に拾い集めていった。

(2026年6月27日付紙面より)

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