新宮市の三輪崎区は15日、津波を想定した避難訓練を実施した。約250人が参加、サイレンを合図に地区内6カ所の一時避難場所へと急いだ。
地区内のみサイレンを鳴らし、住民が自宅から避難した。▽三輪崎小学校▽光洋中学校▽三輪崎墓地▽三輪崎八幡神社▽熊野荒坂津神社▽夏山組従業員寮―のいずれか、近い場所へと急いだ。
各会場では、地区の役員や市消防団三輪崎分団が協力し、道中の安全確認や点呼を行った。三輪崎八幡神社には約60人が避難した。役員は三輪崎会館に設けた本部に避難者数を連絡。参加者には携帯トイレや防寒・防風のアルミシート、非常食、ハザードマップなどを手渡した。
この後に三輪崎会館で、市消防本部による心肺蘇生法と自動体外式除細動器(AED)使用法の講習、市消防団三輪崎分団によるミニ消火栓を使った放水訓練を行った。会場では防災備蓄品や避難所資機材も展示した。
仲西博光区長は、津波の際は家族であっても各自てんでんばらばらに逃げるべきとの教えを表す「津波てんでんこ」に言及。「高齢者の歩調に合わせて歩き避難する姿があったが、本来は子どもらは先に。各自が自分の命は自分で守る意識を持ってほしい」と語った。
また、災害時は避難路沿いのブロック塀や老朽家屋の倒壊も考えられることから「このような機会にそれら恐れがある場所も確認しておいてほしい」と述べた。
(2026年3月17日付紙面より)
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