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大会の結果を報告する榎本幸喜さん(左)=13日、新宮市役所
全国大会ベスト8を報告
高校ビブリオバトル
近大新宮の榎本幸喜さん

 本の甲子園と呼ばれる「第12回全国高等学校ビブリオバトル」が2月8日に東京都で開かれ、近畿大学附属新宮高校1年の榎本幸喜さん(光洋中出身)がベスト8に相当する優秀賞を受賞した。榎本さんは13日、新宮市の上田勝之市長を訪ねて結果を報告した。

 この大会は、高校生が5分間の持ち時間で聴衆に「おすすめ本」を紹介し、投票してもらう書評合戦。本大会には47都道府県大会などを勝ち抜いた代表者49人が出場した。予選を通過した8人で決勝を行い、グランドチャンプ本(優勝)、準グランドチャンプ本(準優勝)、3位以下に特別賞や優秀賞が贈られた。

 ビブリオバトルを始めたのは中学に入ってからという榎本さん。昨年12月21日にあった和歌山県大会で優勝し、4回目の挑戦で初めて全国大会の出場権を得た。

 和歌山県代表として参加した榎本さんは、法廷ミステリー「ゴリラ裁判の日」(著・須藤古都離、講談社)をプレゼン。これは人間と会話できる高い知能を持ったメスのゴリラが、愛する夫を銃殺した動物園を訴える物語。榎本さんはストーリーを人間の夫婦に起きた事件と仮定し、約700人の聴衆に思いや疑問を投げかけて共感を求めた。

 高校では1年生ながら生徒会長を務める。人前で話すことに物おじしないという周囲の評価さながら、本番でも堂々としたプレゼンを見せた。

 大会を振り返り、榎本さんは「決勝では間の置き方がうまくいかなかった。来年また頑張りたい」と意欲を燃やすと、上田市長は「来年はぜひ優勝報告を」と期待を寄せた。

(2026年3月15日付紙面より)


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見頃を迎えたクマノザクラ=12日、紀宝町北桧杖
地域 熊野川沿いに咲き誇る
クマノザクラ見頃迎える
紀宝町北桧杖
 紀宝町北桧杖の「熊野川体感塾」近くにある2本のクマノザクラが見頃を迎えた。昨年は2週間ほど開花が遅れたが、今年は例年より少し遅めに咲き始め、12日には満開に近づいた。

 クマノザクラは紀伊半島南部に自生。ヤマザクラの変異と考えられていたが、森林総合研究所の勝木俊雄博士らの研究により、2018年、国内野生のサクラとして約100年ぶりに新種と判明した。

 体感塾のクマノザクラは熊野川沿いに自生し、三重県内で最も早く咲き始めるといわれ、例年、3月上旬ごろに開花する。

(2026年3月15日付紙面より)

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地域の防災力向上へ情報共有した=13日、東牟婁振興局
防災 「顔の見える関係づくり」を
新宮東牟婁の関係者が会合
防災活動交流会
 防災に関する知識や意識を高め、地域防災に関わる人同士が顔の見える関係づくりを行い、地域防災を向上させることを目的とした「新宮東牟婁地域防災活動交流会」が13日、東牟婁振興局であった。管内の防災自主防災組織に参加している人ら約30人が集まり、講演や活動事例の紹介、グループワークを通じて地域防災の向上に努めた。

 この日は▽和歌山地方気象台(気象庁)によるウェブ講演「新たな防災気象情報について」▽新宮市社会福祉協議会の大江真季さんによる事例発表「災害後に育まれた住民のつながりと地域づくり」▽色川地区自主防災組織(那智勝浦町)の鳥羽山誠一さんによる事例発表「それが来る前に…備える!@色川地区」―が行われた。

 和歌山気象台は今年5月下旬から行う予定の、河川氾濫・大雨、土砂災害、高潮といった災害に関する防災気象情報の改善点を説明。住民が取るべき避難行動が直感的に分かるよう、状況に応じて警戒レベルを1(緊急性低)~5(緊急性高)に整理した。警戒レベル1は「今後、状況悪化の恐れがあり、住民は災害への心構えを高める」とし、レベル5は大雨特別警報や高潮氾濫発生情報と同様の緊急度で、すでに災害が発生している状況。「災害が発生または切迫しており命の危険が生じる恐れがあるため、緊急で安全を確保する」と定めた。今後、警報などが発表された際、警戒レベルも併せて伝えることで緊急性を判断しやすくなる。なお暴風、波浪、大雪、暴風雪といった特別警報などは今回の警戒レベルの対象には入らないという。

 大江さんは、紀伊半島水害で甚大な被害を受けた熊野川地区で毎年実施している防災訓練の様子を紹介。①日常のつながりを強くすること②経験を記録して学び続けること③取り組みを共有して広げること―が命を守るポイントだと強調した。

 鳥羽山さんは、森林率98%、年間降水量全国7位という色川地区を紹介。山間部という特性上、道路の寸断などによる孤立が課題だとした。地域の防災力向上へ、専門家を招いた講演会などを開催したと報告。それ以降、地区では山道の整備ハイキングや炊き出しなどを行うようになったとし「今後も引き続き、備蓄物資の準備はもちろん、地域住民で防災について考える機会をつくるなど、それ(災害)が来る前に備える」と強調した。

(2026年3月15日付紙面より)

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