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横断幕を持つ新宮市聴覚障害者協会の皆さん=23日、新宮市の徐福公園
手話の普及を世界と願う
各所でブルーライトアップ
東牟婁4カ所は初の実施行事

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聴覚障害者協会
 「手話言語の国際デー」である23日夜、新宮市、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町でブルーライトアップが行われた。新宮市は徐福公園で実施。市聴覚障害者協会(須川陽一会長)の会員など12人が集まり横断幕を広げ、手話の普及を願った。

 1951年9月23日に世界ろう連盟(WFD)が設立されたため、この日が手話言語の国際デーとなった。同日に世界各国でWFDのロゴの色であり、世界平和も表す青色のライトアップが行われる。新宮市は2024年より同公園で実施。国際デーは毎年テーマがあり、今年は「ろう者人権宣言」だった。

 会員らはライトアップに合わせ、国際デーのテーマが書かれた横断幕を持ちPRした。同協会の南村道雄副会長は「なぜブルーライトアップをやっているのか、分らない人も多いと思う。市役所(の1階)でパネル展示もやっているので、見て理解していただければ。手話がもっと広がり、通じ合うことができる場所が増えれば」と期待を寄せた。

 徐福公園のブルーライトアップは30日(水)まで、時間は午後6時30分から同9時までを予定。市役所のパネル展示も30日まで。また11月14日(土)には市と同協会の共催で市役所別館を会場にした手話啓発の講演会も予定(詳細は後報)している。

 なお那智勝浦町は浦神のロケットモニュメント、太地町は森浦のクジラモニュメント、古座川町は池野山の虫喰岩(むしくいいわ)、串本町は串本の文化センターを照らした。この4カ所は初実施だった。

(2026年9月25日付紙面より)


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供用開始した県道長井古座線「八郎山トンネル」
地域 那智勝浦―串本間を結ぶ
「八郎山トンネル」開通
地元住民、関係者が祝う
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太田小
災害
 那智勝浦町中里―串本町上田原間を結ぶ県道長井古座線「八郎山トンネル」が20日午後4時、供用開始した。同日、太田小学校で式典が開かれ、関係者が開通を祝った。

 県道長井古座線(延長約3・4㌔、幅員7㍍)は、地域連携の強化や災害時における国道42号の代替路としての役割を持つ道路として整備された。道路内にある八郎山トンネルは、延長約700㍍、幅員6・5㍍。

 トンネルは、県から工事を請け負った共同企業体が施工。2022(令和4)年9月に一度完成し、引き渡されたが、コンクリート壁に空洞が見つかったり、厚さが基準を大きく下回る部分があったりして施工不良が発覚、ほぼ全面的に工事(費用は業者負担)をやり直すことになった。中里からトンネルまでの坂道に至る1・4㌔はすでに開通しており、このたびトンネルを含む約2㌔区間が完成。当初は23年12月に開通予定だったが、2年9カ月遅れで供用が始まった。

 道路の開通の背景には、05(平成17)年1月24日に発足した「湯川・田原間道路建設促進協議会」の存在があった。初代会長・上地芳光さん(元市屋区長)、初代副会長・杉本百生さん(元上田原区長)、元事務局長兼会計・井上好雄さんらが粘り強く続けてきた要望活動も忘れてはならない。

 式典には地元住民や関係者が出席した。主催者を代表して宮﨑泉知事が、施工不良による開通の遅延に対して謝辞を述べた後、たくさんの人の協力で完成に至ったことに感謝。「災害時の〝命の道〟だけでなく、観光、産業振興、生活道路として、今後もネットワークを構築していくことが大切」とあいさつした。

 地元を代表して、那智勝浦町の堀順一郎町長が「ロケット産業の集積、広域観光の利便性向上によって多くの方にお越しいただけるのでは」と述べた。

 この後、主催者らの鏡開きを経て、最後に串本町の田嶋勝正町長の音頭で万歳三唱して締めくくった。

(2026年9月25日付紙面より)

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かけ声も勇ましく神社を出発する神輿=21日、那智勝浦町の宇久井神社
祭礼 地域の繁栄願い奉納
宇久井神社例大祭
那智勝浦町
 那智勝浦町の宇久井神社(男成洋三宮司=熊野那智大社宮司)の大祭本宮が21日に斎行された。神輿(みこし)行列が練り歩き、海上安全と豊漁、地域の繁栄を願って華やかな奉納行事が営まれた。

 前夜の雨からきれいに晴れ上がり、汗ばむほどの陽気となった。本殿で神事を執り行った後、神輿行列が神社を出御。「チョーサヤァ、チョーサヤァ」という独特のかけ声を上げながら、御旅所を巡った。小中学生たちの子ども神輿も大人に負けじと声を張り上げていた。

 各所で獅子舞の奉納を行なった。秋葉会(梶誠仁会長)は勇壮な古座流の、宇久井青年会(柴原寛会長)は優美な伊勢流の舞を披露した。秋葉会の角勇斗君(5)は父親の海仁さんと共に天狗(てんぐ)の舞を、宇久井青年会は天狗の舞を東泰毅さん(6)、扇の舞を東透凛(7)さんの兄弟が舞い、喝采を浴びた。

 宇久井漁港での海上渡御では、渡御用神船にうつされた神輿が、宇久井中学校の男子生徒たちの操る御船に先導されて漁協広場へ。神様を導く大役を果たした御船は、生徒たちが世話役の東信義さんが歌う「御船キヤリ」に合わせて陸へ上げた。

 宇久井漁協広場では獅子舞のほか、婦人有志の手踊り、宇久井こども園園児による踊り「完全!お祭りモード」などの奉納行事があり、祭りは最高潮に盛り上がった。

 締めくくりに里蛭子(えびす)神社旧社地で奉納行事を行い、神輿は宇久井神社に戻った。全ての神事を終え、大祭は無事に終了した。

(2026年9月25日付紙面より)

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