毎年9月1日は「
防災の日」。
防災とは、文字通り
災害を防止することで、
防災用品の準備はもちろん、避難経路や危険箇所の把握、家具の
耐震補強など家庭や地域ぐるみでできる備えは多くある。当地方では近い将来、南海トラフを
震源とした巨
大地震の発生が危惧される。命を守るために必要な行動、対策を心がけたい。
1923(大正12)年9月1日午前11時58分に相模トラフを
震源とするマグニチュード7・9の
地震により、10万人以上の死者・行方不明者や
建物被害が発生した「
関東大震災」。そして戦後最大の被害(死者4700人、行方不明者401人、負傷者3万8917人、全半壊・流失家屋15万3893戸、浸水家屋36万3611戸)をもたらした59(昭和34)年9月26日の「
伊勢湾台風」をきっかけに、翌年、
地震や
風水害などに対する心構えなどを育成するため、
防災の日が創設された。82(昭和57)年からは
防災の日を含む1週間(毎年8月30日~9月5日)を「
防災週間」と定め、各関係機関が緊密な協力関係の下に、
防災思想普及のための行事や訓練などを行っている。
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地震・津波に備え避難訓練 太地町立くじらの博物館
太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は1日、
地震と津波を想定した避難訓練を実施し、職員や町役場
防災担当職員ら25人が参加。来館者役を高台に避難誘導した他、別の避難先への予備経路を確認した。
同館は、2021年の
災害対応マニュアルの整備から毎年訓練を続けており、今年で6回目。
訓練は閉館後に実施。大きな揺れを感じる
地震の発生と津波警報発令を想定した。放送に合わせ、職員がイルカショープールや博物館など各施設から来館者役を避難させ、8分49秒で浅間山(せんげんやま)山頂まで退避した。同館では南海トラフ
地震の場合、1㍍の津波が約7分後に到着すると予測されているという。
逃げる途中、職員が崩落の恐れがある山側を避けたり、足下の石、頭上の木の枝などに注意するよう声かけしたりして、来館者の安全確保に努めた。
浅間山への避難については、傾斜があり階段も多く上る必要があり、避難が困難な人が出る可能性がある。山の崩落などで避難そのものができない場合も想定できるため、今回初めて浅間山の向かいにある山に向かって歩き、道路状況を確かめて避難場所として使えるかを確認した。
稲森館長は、繰り返し訓練することの重要性を強調。「避難の知識や技術を身に付け、
災害に備えていきたい」と話した。
(2026年9月3日付紙面より)