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難コースに挑む選手たち=8日、古座川町
熊野地方のステージ開幕
16チームが古座川清流コースで
第26回ツール・ド・熊野

 国際自転車競技連合(UCI)公認の国際自転車ロードレース「第26回TOUR de KUMANO(ツール・ド・熊野)」の第2ステージ「古座川清流周回コース」が8日、古座川町を舞台に開かれた。新宮市を拠点とする「キナンレーシングチーム」をはじめ海外5チーム、国内11チームの計16チーム、約100人が山や渓谷など起伏に富んだ山岳地帯に挑んだ。

 初日(7日)の「印南かえる橋周回コース」を加えた4日間のレース。熊野地方は古座川を皮切りに、熊野山岳コース(9日午前10時、熊野市の熊野スカイパーク球場)、太地半島周回コース(10日午前10時、太地町のくじら浜公園)と、全レースの総合タイムで総合優勝を競う。

 NPO法人「SPORTS PRODUCE 熊野」(角口賀敏理事長)主催。

 古座川清流周回コースは、山岳ポイント「平井峠」や国の天然記念物「一枚岩」などを3周する全長126・7㌔。午前9時30分に選手が一斉にスタートした。

 アップダウンが激しく、また急に道幅の狭くなる難コースを果敢に攻めた。沿道の観客や地元住民からは「頑張れ」などの熱い声援が送られていた。

 第3ステージ「熊野山岳コース」はツール・ド・熊野最大の舞台。古座川コース以上に激しい上り下り、平たん全てを制した者のみが勝利をつかむ。

 最終第4ステージは「太地半島周回コース」。変化に富んだコースが選手を待ち受け、チーム間の駆け引きなど気の抜けない展開が続く。

 国内外、どのチームが総合優勝の栄冠をつかむのか、地元「キナンレーシングチーム」はいかなる活躍を見せるのか。最後まで目が離せない。

(2026年5月9日付紙面より)


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この授業で目指すところを確かめて第一歩を踏み出す生徒ら=1日、串本古座高校
学校 衛星データの活用考える
地上局アンテナ教材にし
串本古座高校
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串本古座高
串本中
 和歌山県立串本古座高校(中西浩子校長)で1日、超小型人工衛星地上局アンテナ装置を教材とした宇宙探究コース第3学年対象の選択科目「衛星データ分析と活用」が始まった。

 この装置は岩出市にある株式会社赤井工作所が県教育委員会と連携協定を締結して無償貸与。昨年12月に校舎屋上にアンテナ、校舎内に管制室を同社から移設して運用を始めていて、アンテナが口径3㍍あり隣の串本中学校側から眺めるとその存在感が感じられる。

 この選択科目は、同コースの1期生が3年生となった本年度から開始。4人が選択し、自分たちで人工衛星のデータを取得して分析し地域に役立つ情報として発信することを目標としてその第一歩を踏み出した。

 この日は授業担当教員を代表して宇宙教育専門教員の藤島徹教諭が4人と一緒に人工衛星の定義と実在する人工衛星の種類、投入した軌道に伴う特性などを考え、「みんなの生活を豊かにしてくれる、人間が作った星=人工衛星」というイメージを持って今後の活用を見据えた。同装置の構成と操作方法も体験を交えて教わって授業を終了。今後は週2回の授業を重ねて目標の達成とより一層の工夫を目指すという。

 地上局アンテナを駆使して必要な人工衛星データを自分たちで取得して分析し社会実装する、という幅広い経験ができる科目は公立高校としては全国的に珍しく、その環境は宇宙探究コースを有する同校ならではの持ち味であり同装置を無償貸与する同社が思い描く宇宙産業の担い手育成の一端でもある。

 同装置は気象衛星のデータ取得を前提としたセッティングがされていて、生徒は独自のローカル天気予報を発信しそのブラッシュアップまで考える過程を通して活用の筋道を体系的に学ぶ予定。選択した福本颯さん(3年)は「藤島先生から習ったことを総合的に試せると思って選択した。先生がいない時でも自分たち(=生徒)だけで装置を操作してデータの取得と分析ができるようになりたい。自分たちなりの情報にして発信していければ」と意気込んでいる。

(2026年5月9日付紙面より)

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避難路で草刈りした皆さん=6日、那智勝浦町粉白
地域 地域守る思いで避難路草刈り
津波に備え、ボランティアで
那智勝浦町
 那智勝浦町粉白地区で6日、津波発生時の高台避難に備えた避難路の草刈り作業があり、地域ボランティアとして建設・建築業「章友」代表の丹波章夫さん(47)ら9人が汗を流した。地域の安全を守ろうと続ける取り組みで、丹波さんは「避難路は地域みんなの命を守る道。誰かがやらないといけない」と話した。

 丹波さんは2011年の紀伊半島水害後、復旧支援に携わったことをきっかけに和歌山市から同町粉白へ移住。「少しでも地域の力になりたい」と、地域ボランティア活動に力を注いでいる。

 2日に奈良県を震源とする地震があり、和歌山県などで震度4を観測したことを受け、改めて防災意識を高めて作業に臨んだ。

 作業には6年前に立ち上げた「章友」の従業員も参加。区が整備した高台避難路を草刈り機で丁寧に整備した。避難場所は海抜40㍍に位置し、これまでは地区住民が管理してきたが、高齢化が進む中、丹波さんらが「自分たちで担おう」と継続している。

 草刈りは、毎年3回実施しており「地震はいつ起こるか分からない。自分の身も地域も自分たちで守る意識が大切。子どもから高齢者まで安心して避難できるよう、これからも続けたい」と話していた。

(2026年5月9日付紙面より)

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