新宮市佐野の夏の祭典「佐野柱松」(同実行委員会主催、瀨古尊夫会長)の実施に向けた寄付回りが7日、始まった。実行委の16人が参加。雨天にめげず2人一組で佐野区民宅を回り、運営資金の寄付を募った。
佐野柱松は、火の付いたたいまつを御柱(おんばしら)上部の籠目がけて投げ入れる祭典。8月16日(日)に新宮港緑地公園での開催を予定している。
瀨古会長は「今日は柱松の実施に向けた決起の日。今後も40年、50年といつまでも続けたい。それには一年一年が大事。ちょっとでもいい祭りにしたいとの思いがある」と強調。「寄付回りで『今年も頑張って』などと声をかけられる。励みになりありがたい。頑張ってしっかりと成功させたい」と話した。
佐野区民宅への寄付回りは、日曜日ごとに行っていく予定という。同様に企業も回り寄付を募る。7月中旬からはたいまつ作りやポスターの掲示、のぼりの設置なども行い、本番に臨む。
五穀豊穣(ほうじょう)などを願う同区の伝統行事で、明治時代には木本の花火と並ぶ催しという記述もあったが、戦時中に一時中断。1948年に再開したが、資金と人手不足で58年に再び中断、93年に同実行委が復活させた。
以降、27年連続で行ってきたが、コロナ禍の影響で2019年から再度中断、23年に4年ぶりの復活を果たした。
(2026年6月9日付紙面より)
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