那智勝浦町の堀順一郎町長は27日、役場町長室で会見し、29日(木)に開会する町議会第1回臨時会に提出する議案の概要を明らかにした。町民1人当たり1万8000円分の商品券の配布や、0歳から高校生年代までを対象に、1人当たり2万円を支給する「物価高対応子育て応援手当」などを盛り込んだ。
このほか、副町長の選任議案も提出する。新たな副町長には、元町総務課企画員の鳥羽真司さん(60)を充てる方針。前副町長の瀧本雄之さん(70)は先月末で辞職した。
臨時会では、議案3件と報告1件を上程する予定。一般会計補正予算では、歳入・歳出それぞれに6036万8000円を追加し、総額は118億8094万4000円とする。
商品券の財源は国の補助金に加え、町の一般財源から約710万円を充てる。商品券は1000円券18枚つづりとし、2月下旬に世帯主宛てに送付する予定。利用できる店舗は今後募集し、中小事業者に限らず大手事業者も対象とする方針。
「物価高対応子育て応援手当」は、2025年9月分の児童手当の支給対象となる児童と、同年10月1日から26年3月31日までに出生した子どもを対象とする。支給は2月下旬から順次開始する予定としている。
会見で堀町長は、物価高対応事業に関し「前回の商品券は郵便局で引き換えという二度手間があったので、今回は直接送付させていただくこととした。少しでも家庭のプラスになればと思うと同時に、子育て応援手当についても、なるべく早く行き渡るよう支援していきたい」と話した。
鳥羽さんの選任については「今後いろんな広域行政を行う中、東牟婁郡の隅々まで、そして本町にも造詣の深いこの人しかいないと思い、招聘(しょうへい)した。29日に承認いただき、町の発展に尽力していただければ」とした。
(2026年1月28日付紙面より)