太地町の「国際鯨類施設」で3日、同施設では初のイベント「第3回しあわせフェアーinたいじ」が開かれた。秋晴れの下、町内外から多くの人が訪れ、食事や買い物にダンス、音楽などを楽しんだ。
新宮・東牟婁地域の五つの福祉施設(ワークランドそら、南紀ひまわり作業所、第二なぎの木園、エコ工房四季)による「しあわせフェアー実行委員会」の主催で、太地町社会福祉協議会との共済。
テーマは「福祉の〝和〟をひろげよう」。実行委員長の小出明男さんによると「福」も「祉」もともに幸せを意味する字だそうで「全ての人が幸福で自分らしい生活が送れるよう、和の心を持って、みんなで輪になろう」という願いが込められている。
これまで会場は同町多目的センターだったが「クジラ専門の研究施設という国内でも珍しい場所をもっと身近に感じてもらえたら」という実行委員会の思いに同施設が応え、開催が決定した。
高台から熊野灘を見渡せる施設の前で、太地町民芸保存会くじら太鼓部会がオープニングを飾り、勇壮な和太鼓の音が青空に響き渡った。
入り口周辺では焼きそばなどの屋台からおいしそうな匂いが上がり、メダカすくいもあった。
クジラのオブジェなどが置かれた玄関ホールには、主催各施設が作るお菓子などの売店や、射的の露店に行列ができていた。飲食可能なテーブル席もあり、家族連れが食事を楽しむ姿もあった。
普段研修などで使うホールでは「F.S.P.A.」「Wakayama Dragon Locker's」によるストリートダンスや「HulaHapuna」のフラダンス、「野澤大輔と社協BAND」の楽しく明るい歌や、「楽団ごっこ」のアイルランド音楽が来場者を楽しませた。
家族と新宮市から来たという男性は「重厚な外見の普段とは雰囲気も変わって、まるで遊園地のようだ」と話していた。
(2026年10月7日付紙面より)
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