小口文化振興会議(丸石輝三会長)の主催によるクリスマスのライブ&イベント「小口おもしろプレイランド」が21日、新宮市熊野川町上長井の小口自然の家広場であった。雨天だったが、地域住民など多数が来場。ジャンボツリーの点灯やステージイベント、ブースの飲食などを堪能した。
地元住民らが地域を活性化しようと、1991(平成3)年からコロナ禍に伴う中断時期を除き毎年実施しており、32回目を数える。会場にある高さ約23㍍のカエデの木に電球をともして祝う。
会場には、おでんやぜんざい、うどんなどを販売するブースが並んでいたほか、さまざまな種類のキッチンカーも集まっていた。点灯に先立ち、新宮市出身の丸石輝正さんが歌うバンドの演奏や、新宮市や紀宝町の団体によるよさこいやダンスの披露があり、会場を盛り上げた。
来賓の上田勝之市長はあいさつで「昨年はここで夜店のスタッフをしていたが、縁あって今回は市長としてあいさつをさせてもらうことに。このイベントは小口の皆さんの努力のかいもあり32回も続き、多くの地域の方を集めて盛り上げていただき、感謝しています。今日は雨に負けずに盛り上がっていきましょう」と呼びかけた。
続いて、熊野川小学校の3~6年生の有志児童13人による、点灯のカウントダウンを実施。昨年より6000個多い1万5000個の電球がともると、会場から拍手と歓声が湧いた。点灯後もステージイベントは続いた。
(2025年12月23日付紙面より)