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幸福を招くとされる節分吉兆が並ぶ=26日、熊野速玉大社
節分吉兆作り大詰め
色鮮やか、幸福招く縁起物
熊野速玉大社

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熊野速玉大社
節分祭
 熊野速玉大社(上野顯宮司)で26日、節分吉兆(きっちょう)作りが大詰めを迎えた。幸福を招くとされる色鮮やかな縁起物で、社頭で同日から販売を開始する。希望者には郵送も行う。

 上野宮司をはじめ神職や巫女(みこ)、敬神婦人会のメンバーらが今月上旬から制作に取りかかっていた。約80~90㌢の「大」200本、約50㌢の「小」1000本を用意する。

 「吉兆」は「良いことの兆し」を意味する。古い信仰では、「お正月様(年神)」が「今年は豊年、凶事・疫病の起こらぬ良い年」と祝福したことから、この福神を迎えた木のことを「吉兆」という。

 大社境内の山林で採ったヤナギの枝を、上野宮司が剪定(せんてい)して束ね、大福帳、小判、お守り、タイなどの小物をくくり付け、仕上げに直径約2~3㌢の赤、白、青、紫などの「もち花」を付けて完成となる。

 ヤナギはその生命力の強さ、力強さなどから福神が宿るとされている。節分に飾ると家内安全、商売繁盛などの幸福が訪れると信じられている。

 濵中孝成禰宜(ねぎ)(50)は「節分は冬から春への季節の変わり目。吉兆は幸福を招く縁起物なので、飾って福を呼び込んでいただければ。良い年にしていただければと願い作っています」と話した。

 吉兆は2月3日(火)の節分祭でも販売するが、人気があり午前中で売り切れてしまうこともある。値段は大が3500円、小が2000円。郵送の場合は送料別、着払いのみで、荷造り手数料の200円も必要となる。問い合わせは同大社(電話0735・22・2533)まで。

 今年の節分祭は、午前10時から午後8時まで「お焚(た)き上げ」を実施。「追儺式(ついなしき)」は午後7時から。鬼が登場して福豆をまく。

(2026年1月27日付紙面より)


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組み立てた「川原家」の前で=24日、和歌山県立新翔高校
地域 「川原家」の組み立て体験
少年少女発明クラブ1月講座
新宮市
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神倉小
新翔高
 新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)による1月講座が24日、和歌山県立新翔高校であった。市内の小学生19人が、同校の中岸速人教諭に教わりながら「川原家(かわらや)」を組み立てた。

 発明クラブは、理科や科学、ものづくりに関心を持ってもらおうと、さまざまな制作、野外活動に取り組んでおり、年間を通して10回開催している。

 中岸教諭は、くぎを1本も使わない組み立て式住宅の川原家の仕組みを説明。1935年ごろまで熊野川の河原に数多く立ち並んでいた。当時は筏(いかだ)や川舟による木材輸送などで多くの人々が新宮を訪れ、川原家は宿や売店として機能していた。大雨の時季になると、解体し高い所へ移動させた。組み立てと解体が可能で、季節によって移動をする川原家は、全国に例を見ない住宅として知られている。

 児童は川原屋の歴史を学ぶと、中岸教諭の指導の下、自分たちで川原家の組み立てと解体を体験した。全長2㍍以上もある木の柱を3人がかりで運んだり、つなぎ合わせた木材の間にトンカチでくさびを打ち込んだりしながら、1時間ほどで完成させた。その後、解体作業を行い、30分程度で終了した。

 今年で3回目の参加となる神倉小学校6年の植松樹香さん(12)は「川原家を組み立てていくのが面白かった」と話した。

(2026年1月27日付紙面より)

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ほこらの前で般若心経を読む中田勝康代表=24日、那智勝浦町の加寿地蔵尊
祭礼 健康や無病息災を祈願
加寿地蔵尊で初地蔵まつり
那智勝浦町
 加寿(かす)地蔵尊世話人会(中田勝康代表)が24日、那智勝浦町の熊野古道、駿田峠(するだとうげ)にある加寿地蔵尊で一年の無病息災や家内安全を祈願する「初地蔵まつり」を開いた。近隣から約20人が参列、健康と無病息災を祈願した。

 加寿地蔵尊は、千年前に熊野詣での途中に駿田峠で命を落とした3人の姫を祭っている。婦人病や足腰に御利益があるといわれており、毎年11月には時代行列や舞踊奉納の「熊野姫まつり」が行われている。

 中田代表ら世話人会の一行は本堂へ続く道を歩きながら初地蔵の法要を営み、般若心経と真言を唱えた。参列者は手を合わせて身体健全と無病息災を祈願し、加寿地蔵尊にちなんだ姫みくじを引き、今年の運勢を占った。

 本堂に向かう坂の上り下りを歩くのが難しい高齢者などのために造られた社では、坂を挟んだ向かいの本堂を見ながら手を合わせている参列者もいた。

 参拝が終わった後は、千本餅つきが行われ、きなこ餅やぜんざい、ピザや温かいお茶が振る舞われ、参列者たちは和気あいあいと交流を楽しんだ。

 初めて参列した森江悦子さん(66)は「新聞で行事を知って参加したが、このような場所があるのは知らなかった。とても良い天気で気持ちがいいし、お地蔵様の御利益で良い年になりそうです」と語っていた。

(2026年1月27日付紙面より)

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