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4市町村が広域連携協定を結んだ=27日、那智勝浦町体育文化会館
持続可能な観光地域づくりを
4市町村が広域連携協定締結
「創発」掲げて

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熊野速玉大社
神倉神社
 那智勝浦町、新宮市、太地町、北山村の観光協会・観光機構が27日、「広域観光連携の強化に向けた4者による観光連携協定」を締結した。今後、広域プロモーションや商品造成・開発、情報発信などを通じ、エリア一体としての観光価値の向上を図っていく。

 地域の未来をつくる「創発(そうはつ)」をテーマに、4市町村の観光団体が手を取り合い、それぞれの観光資源・魅力・知見を補完し合うことで、それぞれにとってプラスになる新しい流れを生み出す。那智勝浦町の宿泊需要を起点に、新宮、太地、北山へ周遊を広げ、滞在時間と消費機会を増やす狙いが込められている。

 熊野エリアが誇る六つの宝①信仰・歴史②海③ハブ(那智勝浦、新宮)④温泉⑤食⑥世界遺産―を存分に生かし、連携して外貨獲得などを目指す。

 締結式が同日、那智勝浦町体育文化会館で行われ▽新宮市観光協会(里中陽互会長)▽一般社団法人那智勝浦観光機構(松下哲也理事長)▽太地町観光協会(三軒一高会長=町長)▽北山村観光協会(山本正幸会長)―が協定書にサインした。

 各観光協会、観光機構からのコメントは次の通り。

■新宮市観光協会
 新宮市は、熊野速玉大社神倉神社、熊野川や熊野古道など、自然と信仰文化が息づいてきたまちです。今回の連携により、新宮市の魅力発信を強化しつつ、周辺地域と一体となった広域的な観光導線を強化することで、来訪者により深い熊野の魅力を体感していただけるよう取り組んでまいります。

■那智勝浦観光機構
 那智勝浦観光機構では、観光を地域経済の成長産業として捉え、町域を超えた広域連携の必要性を強く感じてまいりました。今回、太地町観光協会との連携に続き、新宮市観光協会さま、北山村観光協会さまと連携できることは、エリア全体の観光振興にとって大きな一歩です。今後は4市町村の魅力をつなぎ、「点」ではなく「面」で選ばれる観光地域を目指してまいります。

■太地町観光協会
 太地町は、くじら文化や海の景観など、独自の観光資源を有しています。那智勝浦町をはじめ、新宮市、北山村との連携により、太地町単独では届けきれなかった新たな観光客層への発信が可能になると考えています。広域での周遊促進を通じて、地域全体の魅力向上に貢献してまいります。

■北山村観光協会
 北山村は、筏(いかだ)下りやじゃばら、豊かな自然環境など、他地域にはない独自の魅力を有しています。今回の連携を通じて、熊野エリアを訪れる方々に北山村まで足を運んでいただく機会を増やし、広域観光の一翼を担ってまいります。

(2026年5月28日付紙面より)


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たくさんの力作を展示している=27日、那智勝浦町体育文化会館
地域 力作190点ずらり
県美術家協会展スタート
那智勝浦町
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美術家協会
 「第64回和歌山県美術家協会展」の那智勝浦展が27日、町体育文化会館で始まった。31日(日)までの午前10時から午後5時(最終日は午後4時)まで、誰でも無料鑑賞できる。

 会場には会員が手がけた力作190点(洋画69点、書68点、日本画18点、写真14点、工芸14点、彫塑7点)が並んでいる。

 最も展示数の多い洋画は大作も多く並び、風景画や人物画、抽象画など画風もさまざま。他ジャンルの多種多様な作品表現も加わり、幅広く創作の刺激が得られる会場構成となっている。

 同協会の三隅俊昭さんは「普段見られない大きなサイズの絵画などを数多く展示してあります。ぜひご来場いただき、ゆっくりご覧いただいて自分の好きな作品を見つけてください」と呼びかけている。

(2026年5月28日付紙面より)

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JR串本駅付近を進行する原水爆禁止国民平和大行進の参加者=26日、串本町串本
地域 廃絶の願い行動にしアピール
原水爆禁止国民平和大行進
串本町
 原水爆禁止国民平和大行進和歌山―広島コースが26日、古座川町と串本町を通過した。串本町では原水爆禁止串本町協議会(西野政和会長)が行事を実施して参加を後押し。コース横断幕を先頭にして約30人が行進し、核兵器廃絶の願いを行動にしてアピールするなどした。

 原水爆禁止世界大会の会場地へ向け、全国規模で進行する同大行進。その和歌山~広島コースは7日に橋本市を出発し、まずは和歌山県の30市町村を経由する流れで進行するさなかにある。

 同協議会は1957年、核兵器の廃絶を願う形の一つとして当時の町長を会長として発足し、その翌年から始まった同大行進とともに歩く機運の醸成にも献身している。この日は69回目の通過直前に町文化センターでコンサート「平和の歌声」を開いて参加を誘い、その盛り上がりを出発集会へ引き継いだ。

 出発集会では西野会長は昨今の情勢を振り返って思うところを掲げ、核抑止への依存という破滅の道へ進むことを阻止するためには国内外で広く世論を高めるしかないとし「串本町では60年以上前から平和行進が行われ、町を挙げた取り組みの歴史がある。その伝統を受け継ぎ、戦争や核兵器のない世界をつくるために力を合わせよう」とあいさつ。町を代表して田嶋勝正町長と佐藤武治県議会議員が激励し、決意表明やアピール案の採択、歌「青い空は」の斉唱などを経て、コース横断幕を先頭にして行進が始まった。同センターを発着場所とし、国道42号~駅前本通り~商栄会通り(きのくに信用金庫串本支店付近)~国道42号を経由するルートを進行して往来する歩行者やドライバー、注目する住民らに行動の目的をアピールした。

 古座川町では串本町に先行して広報車両による進行が原水爆禁止新宮・東牟婁協議会により行われた。以降も同協議会により、27日午後5時15分から太地町公民館前、28日(木)午後5時15分から那智勝浦町役場前、29日(金)午後2時から北山村民会館前、同日午後5時30分から新宮市役所前でそれぞれ出発集会~行進があり、6月8日(月)に三重県へ同横断幕が引き継がれる予定となっている。

(2026年5月28日付紙面より)

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