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空気で収縮する「人工筋肉」を製作する=26日、近畿大学附属新宮高校
大学教育の実際を学ぶ
6学部の出張講義・座談会
近大新宮高

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近畿大学附属新宮高
近畿大学附属
 近畿大学附属新宮高校(松田頼義校長)で26日、2、3年生を対象にした「近畿大学出張講義・座談会」があった。計206人が参加、近畿大学6学部の教授陣を講師に迎え、進路や学部について質疑を交わし、大学の講義を体験した。

 開講したのは▽経済学部▽総合社会学部▽国際学部▽情報学部▽生物理工学部▽工学部―の6学部。3年生66人は座談会を、2年生140人は出張講義を希望する学部で体験した。

 座談会では進路のまとまってきた3年生が、各学部の特色や学ぶ内容、受験、卒業後の進路などについて、さまざまなテーマで学びを得た。

 留学など実践的な学びから経済問題、人工知能(AI)といった最新技術の現状など多岐にわたり、生徒たちは小まめにメモを取り、講師の話を熱心に聞いた。

 出張講義では講師陣の専門分野に関する講義を体験した。日本経済や安全保障といった世界的な問題から地域のまちづくりなど身近なテーマ、人工腎臓やAIの技術面の解説、空気圧を利用した人工筋肉の組み立てなど、講義を通じて生徒たちは大学教育の魅力の一端に触れた。

 国際学部の座談会に参加した木村遼太郎さんは「東アジアの留学に興味があるので参加したが、多国籍の留学生たちの中で使用される言語など、さまざまな疑問が解消した。

 担当の幸田直子先生も丁寧に説明してくださり、理解を深められる貴重な機会だった」、総合社会学部(環境・まちづくり系専攻)の野田満さんによる出張講義に参加した福本愛さんは「アートやデザイン活動など、先生の行動が思いがけない効果を発揮して地域の『関係人口』(定住はしないが、地域や地域の人々と長期にわたり関わる人々)が増えていった話がとても面白かった」と話していた。

(2026年6月30日付紙面より)


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寄贈を申し入れた前田道路株式会社の皆さん(左端は田嶋勝正町長)=26日、串本町役場本庁舎
地域 熱中症救護袋4セット贈る
前田道路が町立4中学校へ
串本町
 前田道路株式会社(富安敏明代表取締役社長)=本社・東京都品川区=が26日、串本町へ熱中症救護袋4セットの寄贈を申し入れた。

 同社はすさみ串本道路田並西地区と有田地区の各舗装工事を受注し、本年度末完了を目指して施工している。発注者の国土交通省も奨励している周辺地域への貢献を考える中、業社から紹介を受けて現場へ導入することにした熱中症救護袋を町立4中学校へ贈ることを思い付き、町教育委員会教育課を交えて調整を進めてきた。

 この救護袋はナイロン(PVC)製で、寝袋状の袋の中へ水をためられる構造。患者と水道水を一緒に入れることで熱中症の初期対応において重要とされる体温冷却を迅速に始めることができ、水を抜いて担架として用いることもできる。取り扱いが分かりやすく、繰り返し使える点も特色で、同社は発症に備えて導入を始めているという。

 この日は同社関西支店営業部の田中貢理事(技術士)と門田治営業部長、田並西地区舗装工事の吉田陽現場代理人、有田地区舗装工事の岡田康宏現場代理人と安井光蔵監理技術者の5人が田嶋勝正町長に面会。同社を代表して両地区の現場所長を務める安井監理技術者が寄贈のいきさつを伝え、現品の寄贈を申し入れた。

 田嶋町長は町内の熱中症による搬送状況などを伝えつつ「子どもは熱中すると知らん間に熱中症になってしまうことがある。搬送は80歳以上の患者も多く、この袋を置いておくといいのかなと思う。町民が夏を無事乗り切れるよう使わせて頂く」と応えて同社へ感謝状を贈呈し、貢献をたたえた。

 今回の寄贈について、田中理事は「中学校周辺地域の皆さまの備えにもしてもらえれば」、門田部長は「学校は避難所になっていることも多い。この袋は繰り返し使えて担架としても使えるので、そういった面でも活用してもらえれば」と幅広く役立ててもらえることを先々に期待した。

(2026年6月30日付紙面より)

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ポリ袋に米と水を入れる家族=28日、新宮市の丹鶴体育館
防災 楽しく防災意識高める
親子集い、防災キャンプ
新宮市
 乳幼児の命を守る会主催の「防災キャンプに行こう!」が28日、新宮市の丹鶴体育館で開かれ、1歳から中学生までの子どもと保護者33人が参加し、ポリ袋でご飯を炊いたり、給水車から水を入れたりして防災を学んだ。

 乳幼児の命を守る会は、紀伊半島水害をきっかけに、新宮市内で子育て支援に携わる▽子育てサポートキッズクラブ▽おててくらぶ▽市母子保健推進員会▽市民生委員児童委員協議会主任児童委員会▽市地域活動連絡協議会―の5団体で2013年に設立された。

 防災キャンプは体験を通して家庭での意識を高めてもらおうと毎年開催しており、昨年までは防災月間の9月に行っていたが、暑さのため、今年は時期を早くした。新宮市共同募金運動の配分金を活用している。

 キャンプでは米と水を入れたポリ袋をゆでてご飯を炊く方法や市が備蓄している非常食の作り方を紹介したほか、市水道事業所の給水車から水を入れる体験、県東牟婁振興局地域づくり課による防災○×クイズなどが行われた。子どもたちは専用の袋に入れた水を背負って重さを確かめたり、炊き上がったご飯を手作りカレーと一緒に味わったりと、楽しみながら防災を体感していた。会場内には会が勧めるローリングストック可能な食品や、非常持ち出し袋の中身、防災に関する本、水道事業所の被災地支援活動の紹介が展示された。

 あいさつした川嶋ひとみ委員長は「災害はいつ起こるか分かりません。自分や大切な人の命を守る方法を今日は楽しみながら学びましょう」と呼びかけた。

(2026年6月30日付紙面より)

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