和歌山県立新翔高校(上久保輝校長)生徒会の東相晟会長(3年)は1学期終業式があった17日、全校生徒に2学期から「授業中の水分補給」の導入が実現したと発表した。以前から生徒会が要望し、学校と協議を重ねるなど、地道な自治的活動が実を結んだ。
授業中の水分補給への取り組みは、昨年度後期生徒会が検討を始めた。当初学校側は導入に難色を示したが、本年度前期生徒会が引き継ぎ、実現への協議を継続した。
ふた付きの密閉できる容器に限ることや教師の許可を取るなど、いくつかの条件の下、6月12日から24日まで試用期間を実施。検討の結果、導入の実現に至った。
終業式は熱暑対策のため各教室でのリモートで行われ、東会長がカメラの向こうの全校生徒に「一人一人がルールとマナーを守ることでこの取り組みを続けることができます」と伝え、学校生活をより良くするための理解と協力を求めた。
同校は「生徒会は生徒の主体性と自治意識を育む重要な教育活動として位置付け、民主的な対話を通じ、校則やより良い学校生活の実現に主体的に取り組んでいると認識している。生徒会役員たちは今回の課題にも粘り強く取り組み、水分補給を認める意義だけでなく、望ましい授業の受け方も見つめ直した。今後も同会を中心により良い学校づくりへの活躍を期待する」とコメントしている。
東会長は「昨年からの要望に先生方が理解をしてくれた。試用期間も皆がルールを守っていたし、生徒全員の努力の結果だとうれしく思っています」と笑顔を見せていた。
(2026年7月19日付紙面より)