新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)による1月講座が24日、和歌山県立新翔高校であった。市内の小学生19人が、同校の中岸速人教諭に教わりながら「川原家(かわらや)」を組み立てた。
発明クラブは、理科や科学、ものづくりに関心を持ってもらおうと、さまざまな制作、野外活動に取り組んでおり、年間を通して10回開催している。
中岸教諭は、くぎを1本も使わない組み立て式住宅の川原家の仕組みを説明。1935年ごろまで熊野川の河原に数多く立ち並んでいた。当時は筏(いかだ)や川舟による木材輸送などで多くの人々が新宮を訪れ、川原家は宿や売店として機能していた。大雨の時季になると、解体し高い所へ移動させた。組み立てと解体が可能で、季節によって移動をする川原家は、全国に例を見ない住宅として知られている。
児童は川原屋の歴史を学ぶと、中岸教諭の指導の下、自分たちで川原家の組み立てと解体を体験した。全長2㍍以上もある木の柱を3人がかりで運んだり、つなぎ合わせた木材の間にトンカチでくさびを打ち込んだりしながら、1時間ほどで完成させた。その後、解体作業を行い、30分程度で終了した。
今年で3回目の参加となる神倉小学校6年の植松樹香さん(12)は「川原家を組み立てていくのが面白かった」と話した。
(2026年1月27日付紙面より)
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