那智勝浦町苺生産組合(畑下由美組合長)とJAわかやまみくまの地域本部(向井和央地域本部長)が「いちごの日」の15日、
熊野那智大社(男成洋三宮司)に地元収穫のイチゴ「まりひめ」を奉納した。
「まりひめ」は、和歌山県農業試験場が育成し、2010年に品種登録された独自の品種で、和歌山の民芸品「紀州てまり」にちなんで命名。早生で豊産性の「章姫」とコクのある食味の「さちのか」を交配し、果実は大きくきれいな円すい形、強い甘みと程よい酸味が特徴。東牟婁地方では同町太田地区が主な産地で「くろしお苺」の銘柄で販売している。
奉納の
神事には畑下組合長をはじめ同組合員、向井地域本部長らJAわかやまみくまの営農経済センターや東牟婁振興局の職員など計10人と苺生産組合マスコットキャラクター「まりりん」が参列、5ケース(20パック)の「まりひめ」を納めた。
奉納後、男成宮司が「那智の神様もさぞご堪能なさっていることと思います。自然相手で生産者の皆さまもご苦労されていると思いますが、今後もイチゴの栽培にご精励ください」と、ねぎらいの言葉を送った。
畑下組合長は「組合員の健康、収穫の無事と豊作、来シーズンの育苗が円滑に進むよう神前で祈った。猛暑の影響で収穫が遅れたが、年末年始の穏やかな気候で去年の量に追いついてきた。完熟の状態で収穫して店頭に並べられるようにしており、一番おいしい状態で食べてもらえる。ぜひ手に取っていただければ」と話していた。
(2026年1月17日付紙面より)