串本町くじ野川にある橋杭園地で13日、趣向「くしもとイルミネーション2025」が始まった。来年1月12日(月・祝)までの実施で、日没~午後9時に点灯するという。
この趣向はくしもとイルミ実行委員会主催、株式会社人見建設協賛。同社と県立串本古座高校CGS部の連携企画として2年前に始まり、その趣旨に賛同する輪が広まり現在は実行委員会を立ち上げて回を重ねる形となっている。
3回目となる今回は、橋杭海水浴場駐車場~橋杭園地駐車場間約300㍍のマツ林に青と白の発光ダイオード(LED)電飾の小道を作り、その上にランタン、周囲にあずまややショベルカーをキリンに見立てたオブジェなどを並べた定番の構成に加え、高さ約3㍍のサンタとさらに高いクリスマスツリー、約1万球のLED電飾で仕立てたフォトスポットが新たに登場。約11万球規模の会場に仕上がっている。
初日は町内の園児が作ったペットボトルライトや和傘イルミネーションも並べ、なんき朝市が異例の夕市を開くなどして来場を誘いつつ点灯イベントを実施。子どもへお菓子を配った「ひとみサンタ」と一緒に午後5時過ぎにカウントダウンをして主電源を入れ、来場者は夕闇が深まる中、徐々に際立つイルミネーションの数々に見入り、スマートフォンなどで撮影を楽しむなどした。
ペットボトルライトは2日目以降も当面設置する。期間中はフォトコンテストを実施するとし、インスタグラムで株式会社人見建設をフォローし「#くしもとイルミ2025フォトコン」を付けて趣向の魅力が伝わる作品を応募する仕組み。締め切り後は選考をし、優秀賞5人に町の特産品を贈呈するという。
実行委員長を務める同社の人見翔代表取締役社長は「今年で3年目。やるたびに期待の声を頂いて、年々パワーアップしています。期間も年明けまで延ばしたので、大勢の皆さんに良い年を迎えられるよう楽しんでいただけたら何より。もちろん来年以降も続けていきます」と話し、期間中の鑑賞を誘っている。問い合わせは同実行委員会(電話0735・62・7237、同社内)まで。
(2025年12月16日付紙面より)
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