古座川町消防団(樫原一好団長)が15日、蔵土(くろづ)多目的広場一帯で本年度の実働訓練に取り組んだ。
この訓練は、町の安全と安心を守る団員の技術向上を目的として年1回実施。前年度に実施する時期を秋から冬へと変更するなど、当日の出席率を増す工夫をして回を重ねている。
この日は団員42人が出席。始めるに当たって大屋一成町長と樫原団長が激励し、以降は串本町消防本部の古座消防署と七川分駐所の職員に指導を求めて訓練項目に臨んだ。
今回は同広場そばの古座川を水源とし▽河原での水平送水▽既設スロープを用いて河原から広場へ垂直送水▽斜面を経由する最短経路で河原から広場へ垂直送水―といった課題が職員から提示された。団員は7人組6班に分かれ、いずれかの課題を選んで放水するために必要な段取りを考え実践して放水した。職員は団員が考えた段取りに対して都度指導を注ぐ形で技術向上を促した。
可搬型の小型ポンプを川辺へ運び込んで始動し、ホース数本を連結。距離は100㍍前後となり、ホース沿いの要所へ団員を配置し目視や大声で筒先まで見通せない場所にいる機関員へ送水の指示を伝達し放水した。
配備している可搬型の小型ポンプで実用可能な水圧を保てる距離はホース10本分(200㍍)。それ以上の延長をする場合は間に同ポンプを挟む必要が伴う。その要領も一部団員の中で話題に上がったが、その実践は今後の訓練計画に託す形となった。今回の訓練は目視と声を伝達の手段としたが、車載のトランシーバーもその手段になるとし分団内だけでなく分団間でも送受できるよう機種を統一する課題協議も進められた。
(2026年2月19日付紙面より)
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