熊野新聞記事アーカイブ
熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

那智勝浦町長選への出馬を表明し、記者会見で公約を語る荒尾典男氏=1月30日、東牟婁振興局記者室
「新しい町、美しい町に」
荒尾典男氏が出馬を表明
那智勝浦町長選

 元那智勝浦町議の荒尾典男氏(71)が4月21日(火)告示、同26日(日)投開票の那智勝浦町長選への出馬を表明した。1月30日に和歌山県東牟婁振興局で会見、「新しい町、美しい町をつくるために自分が出馬するしかないと思った」と強調し、町政に対する考えや公約の骨子を述べた。

 町議3期で議長も務めてきた中、「現町政のお金の使い方に疑問を感じた。古い建物が放置状態の町になってしまった。もう少し町民の声を聞くべきだ」と感じたことが出馬の理由だと説明。出馬要請を受け、今年に入って決断したという。

 現町政の財政運営について「費用対効果を考えて予算を使っていない」と指摘。「同じ時期にいくつも施設を建てると、同じ時期に修繕費が必要になる。維持管理に補助金が出ず、今は修繕が放置状態にある。考えて財政を使わなければならない」と危機感を示した。

 町庁舎整備に関し「建て替えるなら、場所を決めることが先。庁舎建設に反対ではないが、まだ早い。計画性を持って進める必要がある」と述べた。新しい建物が建設される一方、旧町立病院や旧消防署などの古い建物が放置されている現状にも触れ「跡地利用を考えることで補助金の考え方も変わってくる」とした。「古い建物を整理し、美しくきれいな町をつくりたい」との思いを強調。体育文化会館の改修にも意欲を示した。

 「グリーンパークタウン」を掲げ、自身の給料を2年間半減し、草刈りや草引きなど町を美しくするための費用に充てる考えも示した。近隣自治体との医療連携強化も公約の一つに掲げている。

 町の財政を豊かにし町民に還元するため、商品券配布による経済活性化を目指すとした。

 役場前や海の近くの駐車場へのクマノザクラ植栽、高台移転による住宅や町関連施設の安全対策、観光振興にも意欲を示し「町の歴史や神話を掘り起こし、参詣道の魅力を高めたい」と語った。道の駅の入浴施設「丹敷(にしき)の湯」の再開にも取り組む考えだ。

(2026年2月1日付紙面より)


別窓で見る
記事一覧

西軍のユニホームを持つ松畑孔晴君(右)と上田勝之市長=1月30日、新宮市役所
スポーツ ラグビー活躍で表敬訪問
新宮高校3年・松畑孔晴君
【この記事のキーワード】
新宮高
 全国の高校ラグビー合同チームからの選抜大会である「U18合同チーム東西対抗戦」に西軍で参加し8得点の活躍を見せた、新宮高校3年生の松畑孔晴君が1月30日、表敬訪問のため新宮市役所に出向いた。上田勝之市長と面談して心境や今後を伝えた。

 松畑君は小学4年でラグビーを始めた。これまでに選抜メンバーとして近畿や全国の大会を経験。東西対抗戦の西軍で和歌山県からの選出はただ一人だった。試合は大阪府の「聖地」花園ラグビー場で1月5日に行われた。

 松畑君は東西対抗戦について「ずっと目標の夢の舞台だったので興奮した。やり切っていい形で終われて安心した」と語る。獲得した8得点について「キックの得点だが、味方がトライして初めて蹴れる。得点場面をつくってくれた仲間に感謝している」と話す。

 関西大学への進学が決まっている。「いくつかの誘いもあったが、関大に憧れがあった。関大に進む有名選手を見ていて魅力を感じていた。新宮高校での取り組みがないと今の進路は実現できなかったので感謝している」と述べる。

 今後について「まずは関大ラグビー部で試合に出ることが目標。新宮市のラグビーも盛り上げたい。ラグビーに育てられたので、素晴らしさを少しでも伝えていけたら」と意気込む。

 上田市長は「スポーツで活躍していただくと地域も元気づけられて、応援したくなる。関西大学に行っても頑張ってほしい」と激励した。

(2026年2月1日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る

クロマグロの解体を眺める観光客=1月31日、那智勝浦町の勝浦漁港にぎわい市場
地域 やりすぎまぐろフェス開幕
オープニングセレモニーにぎわう
那智勝浦町
 那智勝浦町築地の「勝浦漁港にぎわい市場」で1月31日、地元水揚げの生マグロを堪能する「やりすぎまぐろフェス」のオープニングセレモニーがあった。生マグロを軸にした「食」と「まち巡り」の1週間のお祭りが始まった。

 2月7日(土)までのイベント期間中はフェス参加店舗が提供する2000円相当のマグロ料理を1000円で楽しめる観光客限定、数量限定の「やりすぎまぐろクーポン券」、1000円分の金券に「まぐろガチャ」が1回引ける特別チケットなどを販売する。

 ほかにも山エリア・海エリアを巡り、集めることで抽選に応募できる参加無料のスタンプラリー、「やりすぎまぐろフェス」をテーマにしたフォトコンテストなどのイベントを実施する。

 特設会場でのオープニングセレモニーでは、東京など都市部に出荷される高級クロマグロをはじめとする各種マグロの即売会に観光客が行列を作り、太田の郷の野菜や米の販売、3回目の挑戦となるカイロスロケットや今年90周年を迎える吉野熊野国立公園のPRブースなどもあった。

 130㌔のクロマグロの解体ショーも行われ、のこぎりや包丁でさばかれていく様を観光客がカメラやスマートフォンで撮影していた。

 クロマグロを購入した和歌山市の武内菜摘さんは「数年ほど那智勝浦に住んでいたことがあって、今日はこれが目当てで来ました。クロマグロは高いけれどおいしいので思い切って買いました。この後家族と合流するので、クーポンを買っておいしい勝浦のマグロを楽しんできます」と話していた。

(2026年2月1日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • 学校 「本気」と「思いやり」を 元新宮市長が生徒に講演 (光洋中)
  • 【この記事のキーワード】
    光洋中
  • スポーツ 26人が新年の打ち初め なちかつグラウンドゴルフ大会
  • 地域 ネパール登山の無事と平和祈願 川﨑萌斗さんに「碑伝」託す (青岸渡寺)
  • 地域 伝統的な包み「折形」学ぶ まなびの学級で29人が (紀宝町)
  • 教育 卒園前の楽しいひととき 園児6人が保護者と料理 (天満保育園)
  • 教育 元気よく体を動かし 鵜殿保育所で体操教室 (紀宝町)
  • 【この記事のキーワード】
    鵜殿保育所
ご購読・試読のお申し込み