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新成人に30万円支給
小中高校進学で5万円

新宮市の当初予算案

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災害
 新宮市は19日、2026年度の一般会計当初予算案を発表した。満18歳となる市民への現金30万円支給や、小中高校への入学を控える子を持つ世帯への1人当たり5万円支給の事業費を計上。24日(火)からの市議会の3月定例会に提案する。会期は3月19日(木)までの24日間、一般質問は3日(火)から6日(金)を予定している。

 満18歳への30万円支給は、保護者への経済的支援や、新成人の生活応援と郷土愛の醸成を目的としたもの。事業費は約7208万円を見込んでいる。

 小中高校への進学者がいる世帯への子ども1人当たり5万円支給は、金銭負担が大きい就学準備への支援として行うもの。事業費は約3135万円を計上している。

 移動支援と免許返納促進を目的とした高齢者などへのタクシー券交付も、1人当たり1万2000円から2万円に増額する。事業費は3580万円。

 災害時の使用も想定し、王子ヶ浜小熊野川小の体育館にエアコンを整備する。事業費は1億4520万としている。

 新翔高校前交差点の改良工事も考えている。交通の円滑化と歩行者の安全確保のために歩道を設置する。今回は設計費として約1047万円を上げている。

 他にも▽住宅リフォーム助成事業に2020万円▽市内で開業する個人・法人に初期費用を補助する事業に560万円▽高森地区に通じる道路を新設するための調査費用に200万円▽高田と木ノ川をつなぐ林道の全体計画設計調査業務に約4436万円▽水道基本料の2カ月分減免のため約4492万円(水道)と130万円(簡易水道)―などを掲げている。

 他に条例を一部改正し、市のゴミ袋を半額とする。

■予算規模は過去3番目

 一般会計当初予算の総額は189億4074万9000円で、前年度比で3・4%の減少、過去3番目に大きな数字となった。特別会計と企業会計の当初予算はそれぞれ、88億1571万5000円と104億2106万8000円だった。

(2026年2月21日付紙面より)


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定置網の中の様子をのぞく生徒たち=19日、那智勝浦町の宇久井港沖
学校 迫力の定置網漁、目の当たりに
漁業体験でクロマグロ20本
宇久井中2年生
 那智勝浦町立宇久井中学校(川口徹校長)の2年生20人が19日、宇久井漁業協同組合(向井誠士組合長)の協力で漁業体験学習に臨み、定置網にかかったクロマグロ20本の捕獲に立ち会った。生徒たちは漁師と共に第三十宇久井丸と第三十六宇久井丸に乗船し、迫力ある漁の様子を目の当たりにした。

 宇久井沖は黒潮の影響を受ける好漁場で、ブリやサバ、アジ、サワラなど四季折々の魚種が取れる。宇久井大敷の歴史は1926(大正15)年に始まり、48(昭和23)年にはブリの大漁によって宇久井中学校の旧校舎が建設されたとも伝わる。

 漁業とのつながりの深い同校は20年以上海洋教育を実践。漁業に関わる人々の苦労や水揚げの喜びを共にすることで、将来の後継者育成も視野に入れている。

 寒風の吹く明け方に出港し、港近くの定置網へ。網を狭めていくと激しい水しぶきが上がり、漁師の「マグロや!」の声が響いた。魚体を傷つけないよう慎重に網を寄せ、かぎ棒をえらぶたに掛け、尾にロープを結んでクレーンで引き上げた。水面から姿を現したのは120㌔を超える黒と銀色の巨体。生徒たちから歓声が上がった。

 大量のマグロとイワシで2隻の船倉は瞬く間にいっぱいになり、満船での帰港となった。関係者によると、宇久井の定置網にクロマグロがかかることはたまにあるそうだが、120㌔を超える魚体のマグロがこれだけ大量にかかるのはおそらく初めてだという。

 上地莉功さんは「生まれて初めて生きたマグロを見られてすごく楽しかった。寒い中、毎日こんな厳しい作業をしている漁師の方は本当にすごい」と話していた。

(2026年2月21日付紙面より)

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三面大黒天特別切り絵御朱印(補陀洛山寺提供)
地域 秘仏「三面大黒天」を公開
ロケット打ち上げに合わせ
補陀洛山寺
 那智勝浦町の白華山補陀洛山寺(髙木智英住職)で25日(水)から、カイロスロケット打ち上げ成功を祈念して同寺所蔵の秘仏「三面大黒天」を特別公開する。期間は3月31日(火)までで、公開に併せて同寺オリジナルの三面大黒天特別切り絵御朱印の授与も行う(授与料1000円)。

 三面大黒天は正面に大黒天、右面に毘沙門天、左面に弁財天の顔を持った像で、天下人・豊臣秀吉の守り本尊として「強力な勝負運」「有り難い良縁」「巨万の富、大金運」をもたらした「最強の福の神」とも呼ばれている。

 打ち上げ前日の24日(火)には関係者を招いて打ち上げ成功祈願の護摩もたくそうで、髙木住職は「今年の大河ドラマにもなった秀吉ゆかりの守り本尊。護摩祈願と合わせて、ロケットの打ち上げにも良い御利益をもたらしてくれれば」と語っていた。

(2026年2月21日付紙面より)

【記者】

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