古座川町立高池小学校(中井清校長)の5年生12人が8日、池野山にある淡佐口幸男さんの水田で稲刈りに取り組んだ。
歴代の5年生が取り組んでいる稲作体験(通称・米米クラブ)の一環。本年度は淡佐口さんが広さ約1・5㌃の水田を準備し中根和夫さんと共に体験の機会を提供していて、12人は5月8日にもち米「かぐらもち」の苗を田植えし草引きなどもこなしながら成長を見守ってきた。
今年は梅雨が異例の短さだったが高温障害はなく実入りは上々。作業時間を午前へ振ったが暑さは厳しく、稲刈りは半ばで休憩を入れるなど適時休憩を挟んで熱中症に注意しながら進めた。稲刈り後は6株一束にし、さがり(=稲架〈はさ〉)にかけて天日干しに。順調に乾けば約1週間後にコンバインで脱穀する予定という。
12人の中には家族の手伝いで稲刈りをしたことがある児童もいれば、この体験が初挑戦という児童も。ベテランの中根さんや淡佐口さんから熱心に要領を教わり、収穫したもち米を味わう瞬間を楽しみにして稲刈りに励んでいた。
(2025年9月12日付紙面より)
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