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巫女装束で職場体験した光洋中の3年生たち=10日、新宮市の熊野速玉大社
熊野速玉大社で巫女に
3年生が職場体験学習
光洋中

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 新宮市立光洋中学校(榎本由香校長)の3年生53人が、9~11日の3日間、市内20事業所の協力を得て、職場体験学習に取り組んだ。

 働く人たちの様子を見学、体験することで仕事の喜びや厳しさを実感し、働く意義や目的を学ぶことが狙い。コロナ禍による中断などがあったが、昨年より再開した。

 熊野速玉大社(上野顯宮司)では、5人の女子生徒が体験。白衣に緋袴(ひばかま)の巫女(みこ)装束を着込み、奉仕の前に神様へのあいさつと感謝をささげる「朝拝」や手や口を清める「手水」、鈴払いなど、神事に関わる作法を教わった。社務所では実際にお守りなどを授けるといった参拝客への対応も行った。

 実務のほかには同大社の歴史や逸話、神宝館に展示している古神宝類とその由来などを教わった。

 宮田瑠花さんは「巫女さんの装束はかわいいし、ほかとは違う経験ができそうだから希望した。参拝に来た方への対応とかは大変だったけど楽しかったし、歴史や話を聞いて、地元の文化を学べたのは良かったです」と話していた。

(2025年9月12日付紙面より)


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のこぎり鎌で次々に実りを収穫する高池小の5年生=8日、古座川町池野山
学校 のこぎり鎌で実りを収穫
高池小5年生が稲刈り
古座川町
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高池小
 古座川町立高池小学校(中井清校長)の5年生12人が8日、池野山にある淡佐口幸男さんの水田で稲刈りに取り組んだ。

 歴代の5年生が取り組んでいる稲作体験(通称・米米クラブ)の一環。本年度は淡佐口さんが広さ約1・5㌃の水田を準備し中根和夫さんと共に体験の機会を提供していて、12人は5月8日にもち米「かぐらもち」の苗を田植えし草引きなどもこなしながら成長を見守ってきた。

 今年は梅雨が異例の短さだったが高温障害はなく実入りは上々。作業時間を午前へ振ったが暑さは厳しく、稲刈りは半ばで休憩を入れるなど適時休憩を挟んで熱中症に注意しながら進めた。稲刈り後は6株一束にし、さがり(=稲架〈はさ〉)にかけて天日干しに。順調に乾けば約1週間後にコンバインで脱穀する予定という。

 12人の中には家族の手伝いで稲刈りをしたことがある児童もいれば、この体験が初挑戦という児童も。ベテランの中根さんや淡佐口さんから熱心に要領を教わり、収穫したもち米を味わう瞬間を楽しみにして稲刈りに励んでいた。

(2025年9月12日付紙面より)

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湾内へ出発する中学生たち=9日、那智勝浦町宇久井
祭礼 中学生が御船練習開始
宇久井神社例大祭に向け
那智勝浦町
 那智勝浦町の宇久井港で9日、宇久井神社大祭=14日(日)本宮=で神輿(みこし)の海上渡御を先導する御船の練習が始まった。今年は町立宇久井中学校の1~3年生の男子生徒20人が参加する。

 湊の蛭子(えびす)神社旧社地近くの港から、神輿をうつした渡御用神船を先導し、海上安全と大漁を祈願する重要な役目を担う。

 港に集まった生徒たちは陸上で基本的なこぎ方やかけ声、櫂(かい)踊り・扇踊りの振り付けを教わった後、湾内を回った。練習の最後は海に飛び込んだ。世話役になっている区の役員や教職員、生徒のきょうだいたちも練習を見守った。

 船尾での扇踊りを担う東崎義紀さん(14)は練習を終えて「最高です。地域の皆が幸せになるような祭りに。しっかり目立ちたいです」。今年初めて参加する田中悠満さん(12)も「こぐのは難しいけれど、楽しくやりたい」と話していた。

 指導役の東信義さんは「去年御船を経験した子が多い。初めての子にも教えながら、頑張って取り組んでほしい」と話していた。

(2025年9月12日付紙面より)

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  • 学校 育てた米を収穫 高田小中学校で稲刈り体験 (新宮市)
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