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号外
現職・河上敢二氏が6選
投票率は59.99%
熊野市長選

10月19日21時5分確定
当落得票数候補者名年齢党派現元新
4,837河上 敢二69
2,820松田  唯50

当日有権者数 12,847人
投票者数 7,707人
無効投票数 50票
投票率 59.99%


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車内見学を楽しむ参加者=18日、JR新宮駅構内
観光 特別列車の魅力を体感
「銀河」見学会に300人
 紀南コースの運行5年目を迎えている、JR西日本が運行する観光長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の車両見学会が18日、JR新宮駅の構内であった。雨天にもかかわらず、親子連れなど約300人が参加。特別列車の魅力を体感した。

 「WEST EXPRESS 銀河受入協議会」とJR西日本の主催。2022年の初開催から4回目となる。今回の参加は県内からが約75%で、遠方は岡山県や東京都からの参加もあった。銀河は、観光を中心とした西日本エリアの活性化を目指し、紀南の京都―新宮間のほか山陰、山陽などの方面で運行している。

 ▽銀河の車内見学▽子ども制服着用体験▽6店舗参加のマルシェイベント―などの企画が用意されていた。車内見学では、参加者が興味深そうに、座席や客室などを眺めていた。制服体験では、子どもらが制服を着込んでポーズをとり、保護者が撮影して楽しんでいた。マルシェイベントでは3店舗以上で購入した人へのノベルティプレゼントが用意されていた。

 田辺市から母親と共に、小2の久保斗佑真さん、小1の佑晟さんが訪れていた。母親によると、これまで3回抽選で外れ、今回ようやく当たったという。前日に伝えると興奮して寝ないので、当日の朝に明かして訪れたとのことだった。2人は「列車は好き。銀河はレアなところが好き。楽しみにして来た。今日はいっぱい見たい」と話していた。

 同協議会の津越紀宏事務局長は「今年も銀河で熊野にたくさんの方が来ていただきありがたい。地元としては、引き続き来年も運行してもらえるようお願いしたい。見学会を通じて銀河に親しみ、乗車につなげたい」と語った。

 新宮駅の角野敦彦駅長は「銀河はJR西日本の看板列車。来年の運行はまだはっきりしていないけど、また迎えられるように頑張りたい。今年は29日がラストラン。新宮駅で迎える感じでは(乗車率が)好調。けっこういい数字が出るのではと期待している」と述べた。

(2025年10月19日付紙面より)




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無料開放されている重要文化財旧西村家住宅=18日、新宮市丹鶴
地域 伊作記念館を無料開放
近代化遺産の日にちなみ
新宮市
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連絡協議会
 「近代化遺産の日」(20日)にちなみ、新宮市は18日、重要文化財旧西村家住宅(西村伊作記念館)の無料開放を始めた。19日まで、時間は午前9時から午後5時。内部を自由に見ることができる。

 西村伊作(1884~1963年)は建築家、教育者、実業家で、新宮市の名誉市民でもある。同住宅は、伊作が設計し地元の大工を指導して1914(大正3)年に建築したもの。それまでの接客の場を重視する伝統的な住宅とは異なり、今日では一般的となった家族だんらんのための居間が中心となった、家族本位の住宅の先駆例として知られている。中では伊作がデザインした家具類や、伊作の絵画、陶芸作品、著書なども展示している。

 「近代化遺産の日」は、近代化遺産の所在する地方公共団体を中心とした「全国近代化遺産活用連絡協議会」が、工部省設立日である10月20日を記念して定めた。これに合わせて毎年10月1日から11月30日にかけて、近代化遺産の存在や価値を周知することを目的に、全国各地の重要文化財や登録有形文化財などで一斉公開事業を実施している。2005(平成17)年度から始まり21年目となる。

(2025年10月19日付紙面より)

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家屋からの救出訓練=15日、那智勝浦町大谷
防災 南海トラフ地震想定し
県の総合防災訓練に130人
那智勝浦町
 那智勝浦町大谷の建設残土処理場で15日、和歌山県主催の総合防災訓練が行われた。自衛隊、警察、消防など関係機関から約130人が参加し、倒壊家屋からの救出・救助や、ドローンによる情報収集、県ローカル災害派遣医療チーム(DMAT)によるトリアージ訓練などに取り組んだ。

 南海トラフ地震など大規模災害を想定し、関係機関の連携を強化するのが目的。2011年の東日本震災紀伊半島水害を踏まえ、翌12年から毎年実施している。

 訓練には、和歌山県のほか陸上自衛隊第3師団、第3飛行隊、第37普通科連隊、航空自衛隊串本分屯基地、和歌山県警察本部、新宮署、那智勝浦町・新宮市・串本町・田辺市・白浜町の各消防本部、県ローカルDMATが参加した。

 想定は、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード8・7の地震が発生し、建物倒壊や複数箇所での土砂災害が発生したというもの。津波警報・注意報の解除後、周辺市町村や関係機関が那智勝浦町に集結し、救助や医療活動の訓練を行った。

 那智勝浦町消防署の楠本欽也署長は「倒壊家屋や土砂災害で埋没した家屋からの救出など、一地域では対応できない規模の訓練で、関係機関との連携を学ぶ良い機会になった」と話した。

 和歌山県危機管理部の中村吉良部長は「各機関の顔が見える関係づくりが重要。今後も継続して訓練に取り組む」と述べた。

(2025年10月19日付紙面より)

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