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音楽に合わせ口ずさむ児童ら=19日、新宮市立王子ヶ浜小学校
ピアノ連弾の美音楽しむ
王子ヶ浜小で音楽鑑賞会
リズム遊びや踊る一幕も

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王子ヶ浜小
 新宮市立王子ヶ浜小学校の育友会文化部が主催する音楽鑑賞会として、和歌山県文化振興財団の「おでかけ音楽会」が19日、同校であった。田辺市を中心に活動するピアノ連弾グループAire+(アイレプラス)が訪れた。全校児童293人と保護者が参加。複数人の同時演奏による美しい音色を楽しんだ。

 同財団のおでかけ音楽会は、地元のプロ音楽家が県内各地の幼稚園、保育所、小学校などを訪問し、本物の音楽を届ける事業。Aire+は田辺市とその近辺の音楽の先生が集まり2009年に組織し、年に1回のコンサートも行っている。同校には5人が訪れた。

 Aire+のメンバーは「ピアノは1人のイメージがあると思うけど、2人、3人、4人で弾いたりもできます。連弾の楽しさを伝えたい」と語り、まずは1人、次に2人で「猫ふんじゃった」を演奏。2人で弾いた方がより豊かな音色となることを示した。

 4人がピアノ、1人がフルートを演奏してアップテンポの曲を披露、児童が手拍子を合わせた。ピアノ奏者が高音域から低音域まで急ぎ足で移動しながら弾く場面では、せわしない様子に児童らが笑顔を見せた。

 人気アニメの主題歌を演奏した際は、児童らが曲に合わせて一緒に口ずさんだ。全校児童が2組に分かれ、曲に合わせて違うリズムで手をたたく場面もあり、楽しげに取り組んでいた。Aire+のメンバーと全校児童が曲に合わせ、一緒に踊る一幕もあった。

 6年生で児童会長の松根麗誠さんは「今日はすてきな音色を届けてくれてありがとうございます。知っている曲もあり楽しかったです」と感謝を伝えた。

(2026年1月22日付紙面より)


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草鞋を編む堅田裕見子さん=20日、新宮市元鍛治町の作業場
祭礼 人のつながり励みに
草鞋作りが連日続く
御燈祭りを控え
 「御燈祭(おとうまつ)り」を来月に控え、新宮市元鍛治町の堅田裕見子さんの作業場では、上(あ)がり子たちが履く草鞋(わらじ)作りが進んでいる。仕事と家事をこなしつつ時間を設け、150足を目指し連日編んでいる。同様に腰縄も手がけている。

 草鞋や腰縄は上がり子の伝統装束の一つ。草鞋作りは技術がいる上に、高齢化や人口減少もあり作り手が減少している。堅田さんは新宮市熊野川町や紀宝町鮒田の女性らから学び、技術を習得。本格的に作り始めて約10年になる。

 材料のわらは知人に分けてもらい、天日乾燥させて準備。たたき、より合わせて縄とし編み込む。「わらを分けてくれたり、作業の場所を貸してくれる人がいるからできる。しんどさは自分だけだが、材料や場所はないとできない。助けてくれる人がいてこそ」と感謝を語る。

 利益は期待できない。「でもやめたら寂しくなる。いろいろな人が買いに来てくれる。人とのつながりがうれしい。(女性なので)上がれないけど、草鞋作りをすることで祭りに参加させてもらっている。参加者の一員のような感じでいられてうれしい」と話す。

 品質に関し「どれだけ作っても納得はなく、切れないか、役目を果たせるかと不安しかない」と職人気質をのぞかせる。

 伝統文化の継承の面から「草鞋を作れる人がいなくなる前に、大事さに気付いてくれる人が出てきてくれれば」と願う。

(2026年1月22日付紙面より)

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意見交換会の開催趣旨を説明する今井善人局長=20日、和歌山県東牟婁振興局
観光 東牟婁地域の観光振興
関係者が集い意見交換
 和歌山県東牟婁振興局の主催による、東牟婁地域の観光振興に関する意見交換会が20日、同振興局であった。新宮市と東牟婁郡の市町村と観光団体が参加、今後の観光について意見を交わした。

 開会に当たり、今井善人局長があいさつした。県の現状を▽観光業が雇用の場となっている▽地域とつながる旅行者が増加し、持続可能な観光地となっている―などと分析。全国に「聖地リゾート!和歌山」の魅力を紹介しており「熊野はその中心地域」とした。

 古座川町観光協会と南紀串本観光協会、那智勝浦観光機構と太地町観光協会の連携協定に言及。「喜ばしい。連携強化の機運を逃さず意見交換を行うことが重要と考えた。今日は情報共有と忌憚(きたん)のない意見を」などと呼びかけた。

 2024年度の観光客動態調査の結果を提示し「地域における観光がいかに主要産業であるかを示している。人口に対する宿泊客数は東牟婁地域は15倍ほど。これを地域振興に生かすべく、どうアプローチするかが重要」と述べた。

 和歌山県観光連盟の今後の方向性も解説。「地域の稼ぐ力を引き出す、質の高い施策の具体化を図る」「多様な人材の登用に取り組む」などと伝えた。「観光振興に当たり、地域で諸事情があると思う。どうすればベスト、もしくはベターかを議論したい」と結んだ。

 この後▽各市町村の観光振興に係る組織体制の現状と課題▽管内の観光団体のさらなる連携―などを協議し、今後の方向性を考えた。

(2026年1月22日付紙面より)

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