太地町と同町の姉妹都市であるオーストラリア・ブルームの交流事業が今年も実施された。18日、ブルームからの訪問団が同町に到着し、帰国する24日(金)までの1週間、「クジラの町」の歴史や文化に触れている。
太地からの移民がブルームでシロチョウガイの採貝などに従事した歴史を基に、1981年に姉妹都市提携を結び、2008年から青少年交流がスタート。1年おきに太地町からブルーム、ブルームから太地町に訪問し合っている。コロナ禍で一時中断されていたが、23年から再開している。
今年の訪問団は、セント・メアリーズ・カレッジの学生11人をはじめ、クリス・ミッチェル校長、教員、議員ら。13日に来日し、京都、東京、岡山、広島、大阪を経て18日に太地町入りした。20日は太地小、中学校を訪れ、21日は太地こども園の子どもたちと交流し、夜に町公民館で開かれた歓迎会に参加した。
歓迎会では「東進青年同志会」が鯨太鼓と獅子舞、中学生の鯨踊りを披露し、町の伝統を紹介した。
太地町での生活を振り返り、学生たちは「人々がとても友好的で親切。言葉が違っても辛抱強く心を通わせてくれた」と笑顔。
また、今回の日本での旅についても振り返ってもらった。
ザラさんは「ブルームと太地町との絆を改めて勉強することができた」。ステラさんは「広島の平和記念資料館が印象的。被害の甚大さにショックを受けた」。アナさんは「くじらの博物館や石垣記念館を訪れ、町やクジラについて学べた」。ジャイさんは「ラーメンなどおいしいものをたくさん食べられた」。ジャニクァさんは「クジラの干物がおいしかった」と笑った。
(2026年4月23日付紙面より)