古座川町立高池小学校(中井清校長)の6年生が19日、クマノザクラ実生苗の植樹に取り組んだ。
歴代の6年生が重ねているクマノザクラ学習の一環。現6年生は3年半前に池野山にあるクマノザクラタイプ標本木の種を集めて実生苗を得る挑戦を始めたがうまく育たず、先輩が残してくれた苗木を2本譲り受けてこの日植えることとした。
場所は運動場前の山腹。東牟婁振興局農林水産振興部林務課の逢野綾乃さんが立ち会う中、中井校長から手順を教わり2班に分かれて苗木と堆肥、水を入れたじょうろや道具を持って植える場所へと移動した。
つるはしやシャベル、三本くわ(備中鍬)で苗木の鉢が収まるぐらいの穴を掘って堆肥を入れ、その上に苗木や鉢の土などを乗せ散水して締め固めた。シカなどの食害を防ぐため苗木の四方を防獣柵(=金網)で囲み、さらに柵から枝が出ないようまだしなやかな苗木を細竹で支えて仕上げた。
譲り受けた実生苗の1株は約1・8㍍、もう1株は約1・2㍍の大きさ。植樹した森本貴子さんは「穴を掘るのが大変だった。柵はしっかりと作ったので、これから大きく育ってほしい」と今後の成長を期待した。
卒業記念としての側面もある取り組み。現6年生はこの植樹に加え、クマノザクラ学習の集大成としてタイプ標本木の子どもガイド活動に向けた練習にもこれから力を入れるという。
(2026年1月21日付紙面より)
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