10月の「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動」および「薬と健康の週間」に合わせ、21日朝、新宮市の県立新翔高校正門前で薬物乱用防止を呼びかける早朝啓発活動が行われた。薬物乱用防止指導員らが登校する生徒に啓発物資を配り、「危険な薬物には手を出さないで」と呼びかけた。
啓発活動には、新宮保健所職員や新宮地区協議会所属の薬物乱用防止指導員、紀南保護司会、更生保護女性会、新宮警察署、新宮ライオンズクラブのほか、同校生徒会の4人も参加した。
近年、若年層による大麻などの薬物事犯が増加しており、活動では危険性を訴えるパンフレットの他、付箋やボールペンなどが配られた。
生徒会長の林琉秦さんは「これまでも薬物乱用防止教室や保健体育の授業などで危険性を学んできた。身近にそうした事例はないけれど、まずは近づかないことが大切だと思う」と話した。
□ □
■ひとりで悩まず相談を
「薬物がやめられない」「友達が使っている」「家族から相談された」など薬物に関するトラブルに巻き込まれた場合は、専門機関へ相談を。秘密は厳守する。メールや匿名での相談も可能。
▽和歌山県薬物メール相談窓口(yakubutsu_soudan@pref.wakayama.lg.jp)
▽和歌山県薬務課(電話073・441・2663、平日午前9時~午後5時45分)
▽和歌山県精神保健福祉センター(電話073・435・5192、平日午前9時30分~正午、午後1時~4時)
▽和歌山県BBS連盟(電話073・423・4951、第2・4金曜日、午後7時30分~11時)
(2025年10月22日付紙面より)
もっと見る
折たたむ
別窓で見る