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熊野新聞社 The Kumano Shimbun
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合図とともに一斉に磯へ飛び出す=6日、新宮市三輪崎の孔島磯
孔島磯で貝採り楽しむ
「潮風まつり」にぎわう
新宮市

 新宮市三輪崎の孔島磯で6日、「潮風まつり」があった。市内外から大勢の人々が参加、磯にまかれた1万2000個のヒオウギガイ、800個のバイガイを集めた。

 三輪崎漁業協同組合(海野義尊代表理事組合長)の主催。親しみやすい漁港、住みよい漁村づくりを目指す活動の一環。36回目を迎える今回も多くの参加者がバケツなどを手に訪れた。

 開会に先立ち、海野組合長が「今年もたくさんの貝を用意しました。大人は童心に返り、子どもたちは海の楽しさを感じてほしい」とあいさつ。来賓の田岡実千年市長は「今年も多くの人にお越しいただけたことをうれしく感じる。夏の最後の素晴らしい思い出にしていただければ」と述べた。

 小学3年生以下とその保護者、小学4年生以上と一般の2会場で開催。海野組合長の合図で、参加者は夢中になって貝を拾い集めていた。

 友人たちと一緒に訪れた土井舞子さん(33)は「去年から参加しています。今年は夫が仕事で来られなかったので代わりに頑張りました。採った貝は家でバーベキューにして家族で楽しみます」と話していた。

 新宮商工会議所青年部、バイローカル新宮加盟店舗、三輪崎漁業協同組合による「バイローカルマーケット新宮」も三輪崎漁港内であり、9店舗が飲食物を販売。自動車にマーカーで好きに絵を描く「無料落書き体験」などの催しもにぎわいを見せていた。

(2025年9月7日付紙面より)


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交通安全を呼びかけるチラシを配布=5日、紀宝町鵜殿
社会 「交通死亡事故多発警報」を発令
緊急街頭啓発で注意呼びかける
三重県
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交通安全協会
安全協会
 三重県内で交通死亡事故が多発していることから、県は2日、2年5カ月ぶりに「交通死亡事故多発警報」(30日まで)を発令した。紀宝警察署、管内3市町などで構成する南牟婁郡交通安全対策協議会は5日、紀宝町鵜殿の主婦の店前で緊急街頭啓発活動を展開した。

 1日現在、県内の交通事故死者数が38人となり、昨年同期比10人増となった。死者に占める高齢者の割合は65・7%と高くなっている。前方不注視、速度超過、飲酒運転、シートベルト非着用などが主な特徴だという。

 紀宝署管内でも、お盆を挟み、交通死亡事故が連続で発生。8月9日に紀宝町鵜殿で1人、20日に御浜町阿田和で2人が死亡した。

 これらを踏まえ、期間中▽高齢者の交通事故防止▽交通弱者(歩行者、自転車乗用中)の交通事故防止―を重点として、県民に注意喚起するとともに、各種交通事故防止対策を推進することで早期に交通死亡事故の抑止を図る。

 緊急街頭啓発では、紀宝署、紀宝地区交通安全協会、各市町の職員が「運転に集中し、前をよく見て運転しましょう」「速度を落とし、余裕を持った運転を心がけましょう」「飲酒運転は絶対にやめましょう」「後部座席も含めた全ての座席でシートベルトを締めましょう」といった交通事故を防ぐための要点をまとめたチラシを配布し、注意を呼びかけた。

(2025年9月7日付紙面より)

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おかゆやパスタなどの防災食を試食した=5日、新宮市の市こども家庭センター
防災 備えの大切さ、伝える
つぼみで「防災のお話」
新宮市
 新宮市こども家庭センターで5日、乳幼児の命を守る会(勢古啓子委員長)による「防災のお話」があり、災害への備えの大切さを子育て中の保護者8人に伝えた。

 市子育て支援センター「つぼみ」の年齢別くらぶ「ちびっこくらぶ」と「よちよちくらぶ」の9月の行事として開かれた。乳幼児の命を守る会は、2011年の紀伊半島水害を教訓に市内で子育て支援に携わる5団体の代表者が集まって発足し、講話やイベントを通して子育て家庭に防災の大切さを伝えている。

 会場には乳幼児がいる家庭の非常用持ち出し袋の中身と備蓄品を広げて展示。日頃から少し多めに食べ慣れたレトルト食品を買っておき、使った分を買い足して常に一定量を備蓄する「ローリングストック」のお薦め食品も紹介した。

 会員は紀伊半島水害で1歳以下の子どもを育てる家庭にペットボトルの水を配ったことを振り返り、「水は1人1日3㍑必要。1週間分は用意を」と呼びかけた。災害のショックで母乳が出なくなることもあるため「常温の液体ミルクを時々飲ませ、温度に慣れさせておくことも大切」と伝えた。

 東京に向かう新幹線の中で東日本震災を経験した会員は、ごみ袋や新聞紙が寒さをしのぐ上で役立ったことを紹介し「車やバッグに入れておいてもいいかも」と話していた。

 湯や水を入れると一定時間で食べられるようになるおかゆやパスタなど防災食の試食もあり、母親らは子どもと一緒に味や食感を確かめた。

(2025年9月7日付紙面より)

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